志津川に来て、まず訪れたのは、
「防災対策庁舎」
この日は「月命日」であるため、
震災で犠牲になった方々の慰霊と復興を願うため
黙祷を捧げました。
ここで目に付いたのは、どこかしらから来た
バスで訪れる方々がいらしたことだろう。
そして、かつての志津川駅に近い
気仙沼線の線路に足を踏み入れた。
いつの日か、この線路に再び電車が
走る日が来れば、どんなに喜ばしいことか。
今はそれを願うばかりだ。
かつての市街地は、ほとんどが更地と化し、
未だにがれきが埋まっているところもある。
そんな中、目に付いたのが、南三陸町の
正月に欠かせない「きりこ」だった。
「きりこ」は、震災前の町の人々の暮らしや
震災後の復興への決心を語っていた。
こうした形で後世に伝えたいことを
記しているのは、素晴らしいことだと思う。
それから、今回是非とも訪れたいところが
ありました。
「西宮神社」
言うまでもなく、兵庫県西宮市にある神社の分社である。
先月、わかめ作業のボランティアに向かう途中、
例大祭か何かののぼりが参道に沿って
いくつか立てられてあったのが印象に残っていて、
次に来た時は是非訪れようと心に決めていた。
私は、ここでも被災した各都市の復興が
1日でも早く進むよう願掛けをしました。
そのあとで街を望むと、やはり何もかも無くなった
寂しさを感じずにはいられませんでした。
そして、神社をあとにして、再び街を歩くと、
この時天気が下り坂だったせいか、
向こう側に見えるホテルが霧にかかって
蜃気楼のように見えた。
線路から陸側に商店を構えているのが
目についていた。
さんさん商店街近くにスーパーの
建設予定地の看板があった。
町内では賛否両論といった感じだが、
スーパーは住民の生活に欠かせない存在であると
思っているので、できれば時間をかけずに
スーパーを建設して欲しいものである。
(さんさん商店街は、観光客向けの気がして
ならないのが実感である)
こうして、昼過ぎに志津川をあとにして、
BRTで歌津へ向かったのだった。
おまけ:映画「ガレキとラジオ」の舞台のひとつになった
ベイサイドアリーナ。
午後の部につづく