こんばんは永末です。
今日の陰山コラム(私のスケジュール帳より)に「人を伸ばしたければ、まず成果を上げさせることである。」とありました。
私も講演レジュメの中で「成功体験を共有する」という項目を入れています。
数字(売上)が上がる時、そこには必ずスタッフのモチベーションが大きく関わってきます。
出版社の担当者が私の2冊目の本の題名に「V字回復」という言葉を使用されましたが、元々順調だったところで数字の低迷が続く場合には、そこに居る人のモチベーションが下がってしまっていることが大きいです。
例えば、予算をクリアーできないことが長く続くと自信ややる気を失い、表情が暗くなったり、不満や愚痴が大きなリ、エネルギーがマイナス方向に使われるため「負の連鎖」に入り込んでしまいます。
一旦、負の連鎖に入り込むと悪循環に数字がどんどん下がっていき、当たり前のことですが売上が下がると経費も下げないといけなくなりますからサービスクオリティも下がり、益々負の連鎖の深みにはまります。
ここで、負の連鎖にはまりこまないためにリーダーは、とにかく目標を達成することだけに集中してみるのです。
そのためには、負のエネルギーを払拭しなければなりません。
リーダーは常に「どうしたら良くなるのか」を考え続けないといけません。
それと、必ず必要なことが数字の根拠をしっかり把握しておくことです。
数字の根拠を把握してなければ、改善策も目標達成の方策も違う方向に進んでしまう場合があります。
また、なぜその目標を達成しなければならないかという根拠をスタッフに説明できなければ、スタッフが一丸となり同じ方向で目標に向かうこうができません。
与えられた課題の意味や目標を理解できると、人は自分の可能性に向かって最大限の力を発揮するそうです。
人を伸ばすためには、伸ばす為の理論や教育論よりも、目標を達成できた、成果をだせたという成功体験がさらに人を伸ばしていくようです。
この鉛筆1本はいくらで、この1本買うためにいくらの売上が必要?
自分の給与を毎月安定して頂くためにはいくらの売上が必要?
定期的に給与を上げてもらうためには前年対比で何パーセント利益をアップしなければならないの?
私は学生の時から数学が大の苦手だったけれど、マネージメントの仕事を経験させてもらえて、数字を知ることで自分を納得させることができたり、周りを納得させることもできることを知りました。
だから、目標達成するためにも、自らの可能性に気付くためにも、まずは「数字」の意識をもちましょう