こんばんはかに座永末春美です。


今日は、久しぶりに仕事の話・・。


支配人としてマネジャー業務を行うようになって3年程で意識的に仕事のスタイルを変えようとしたという話を講演でよく話します。


当時の私はついつい自分で仕事を抱え込み過ぎ、「忙しい」を連発していました。


仕事を抱え込んで深夜まで残業をし、自分では支配人としての責任を感じ、献身的に仕事をしていたつもりだったけれど・・


結果として人に任せられない→人が育たない→さらに自分で仕事を抱え込む→人を育てる時間が取れない→

さらに忙しくなるという悪循環に陥るのです。


よく気が付いて献身的なマネジャー程(私はただ、自分が支配人として認められたいという気持ちが強かっただけだけど・・恥)この悪循環に陥るといわれます。


結果として、「自分は忙しいのに、周りは理解してくれない」「自分は忙しいのに周りは仕事ができない人ばかり」と段々とマイナス思考になっていきます。


少し、厳しい言い方をすると、自分の心身を削りながら、部下の成長を阻害して、人を育てない事で自分しかわからないことや出来ないことを増幅させ、会社の発展をも妨げてしまうのです。


人に任せ、育てていくことは手間もかかるし、リスクもあるし、何より時間がかかるものです。自分でやった方が早いということもマネジャークラスになれば多々あるでしょう。


一方で優雅に楽しそうに仕事をしている管理職の方も大勢いらっしゃいます。


しかし、一見優雅そうに見えるからといって、本当に楽しいばかり、余裕ばかりで仕事をされているわけではないでしょう。それだけではきっと管理職は勤まりません。

きっと、そう見える人もどこかのタイミングで変化されたのだと思うのです。


人材育成は会社を発展させるのには不可欠です。

もちろん長期的に継続するためにも重要な事です。


人を育てるには時間がかかります。この時間感覚をもって自分の本来の役割は何であるかを認識することが大事です。


ですからマネジャーは「忙しい」と言ってはいけません。いや、マネジャーだけでなく誰かだけが忙しい状態を作らないようにするためにはどうすればいいかを常に考え、実行しなければならないのです。


自分が席を置く会社が継続的に発展するためには「人が育ち続ける仕組み」がなければなりません。


そのためにも、「忙しい」が口癖になり仕事を抱え込み過ぎのプレイングマネジャーは、いますぐ人に任せ、育てる仕組みや組織を作ることを優先にして下さい。そうすると悪循環を断ち切ることができます。


マネジャーは舵取りが仕事です。

プレイングマネジャーで居られるのはせいぜい1、2年まで。


自分が経験し教えてもらったことを部下に伝えていきましょう。伝えたら信じて任せてみましょう。もちろんそのリスクも負いながら・・。


どんな人にどんな可能性や才能が隠れているかわかりません。


それぞれの社員の特性を見極めて、うまく能力を引き出していくこと。そしてその過程の中でマネジャー自身も学んでくのだと思います。


弊社にも春になると新卒で採用した人がたくさん入社されます。


そういった人材を教育し、仕事を任せて経験を積ませること。そのためには人事部を作るとか教育制度を作るというだけではなく、人材育成を念頭においたマネージメントができる管理職を増やしていくことが悪循環ではなく好循環を生み出すのではないでしょうか。


私自身も一プレイングマネジャーではなく、5年後や10年後という将来を見据えた仕事ができるようになりたいと考えます。

自分自身の成長のためにも、私は優雅に(本当には優雅でなくとも・・)面白く仕事をしながらも、実績を上げ、自身とスタッフの収入をも増やせるマネジャーになりたいと思っています。そして皆がハッピーで豊かな気持ちで働ける職場環境を目指します。


そのために、人材育成においての好循環をつくる仕組みづくりをこれからも模索していきます。


それがそんな簡単なことではないとわかっているからこそ、私の働く指針として探求し続けるのですビックリマーク