春になると毎年、『卒業』をテーマにした歌がリリースされ実際にヒットした曲も多い。
しかしその後には『就職・入社』という、より重要なイベントが待ち受けている。
『桜の舞い散る季節…』
『君と出会い…』
『言い出せなくて…』
『でも君がいてくれたから…』
『すべてが大切な眩しい想い出…』
『瞳を閉じればまぶたの裏に…』
『決して忘れない…』
『ラララララ…』
…
『卒業ソング』はおおよそこんなイメージだけどこうした甘ったるい感傷に浸っている場合じゃないのが新社会人だ。
いや、一番は新社会人になれなかった人か！
そんな人には眉間にシワを寄せて聴いて欲しい歌がある。
友情と地元と感謝が大好き、涙流しても明日があるさイェーイ、みたいなやつ。
…あれ、邪魔だなあ。
リアルな地元のリアルな日常、届け僕らのリアルなメッセージ、イェーイ、みたいな。
つか、届かんし！
本当に届けたいモノがあるのならもっと真摯に練り上げないと。
そして徹底的に自問自答しないと。
本人たちは飾らないことが等身大だと思っているんだろうけど伝えるための創意工夫がないことをリアルと言い換えているように思えてならない。
本当の『リアル』とはただ飾らないことではない！
不思議に思う音楽は『泣き歌』。
あれってサビ頭がだいたい『会いたい』だよね。
俺は
『え、会えないの？』
って思う。
そこまで会いたいなら会いに行けばいいのにー。
努力もしないし『私は私でいることが大事』、『今のままで十分』って言ってるからニートも生まれるんじゃないか。
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