「はっ、はい?」
そーゆー人もいたってかまわないけど俺の近くにいるのは嫌だ。
理屈では分からないことじゃないかもしれない。
いつか許せないことじゃなくなるのかもしれない。
でもそれを許したら俺は自分のことが許せなくなりそうだ。
認めない…。
後に引けない感じで大学生の夏、ホストのバイトを始めたけどすべての意味を見失った気がした。
でも…
今辞めたらまた同じだ。
ここの生活は俺の求めてる生活じゃないかもしれない。
それでも何も変わらないよりはきっと何かがあるはずだ。
今の何かが少しでも変わるならなんだってよかったはず。
荷物は最小限にまとめた。
歯ブラシは途中のコンビニで買った。
いつでも帰れるように。
たった8畳の小さな部屋。
居心地は決して悪くなかった。
「○○ちゃんのことすごく好きだな。」
あれ、「好き」ってこんな言葉だったかな?
中学とか高校の頃とかの…
視界に入るだけで、すれ違うだけで胸が張り裂けそうなくらい…
心で一万回唱えても一度も口にできなかった…
あの「好き」はもうなくなっちゃったのかな…。
「いつもこーやって女んち行ってるの?」
「女ってみんなそれ言うのなー。」
ホストを始めてまだ一週間。
大丈夫。
優しい言葉も俺の腕も無意味だってことくらいちゃんと分かってる。
分かってるのに…。
どうして俺ここにいるんだったかなとか何から逃げたいのかも分からないのに。
なのにどうしてこんな俺に優しいの?
人の肌ってあたたかいなーと思った。
やり直したいなんて思わなかった。
そんな面倒臭いことは絶対ゴメンだ。
でも時々…。
時々なら憧れた。
何でもできると疑わなかった頃の自分に。
二度とくることのない21回目の夏が過ぎようとしていた。
分かったことは今触れている肌があたたかいということ。
自分に自信を持って生きてる人なんて一体どれくらいいるんだろう。
少なくとも俺の周りには…。
子供でもないくせに大人になることからも逃げてる人たちばかりだ。
みんなこんな風に考えてるんだろうか。
それとも俺は考えてるだけマシな生き方なんだろうか。
人生は気づいてしまわなければそれなりに楽しくいくようにできている。
何も変わらないみたいでも時は流れていくし俺は少しずつ変化していく。
帰る場所はきっと前と同じ場所ではない。
ダメならダメでしょうがないけどやっぱ一回くらいは頑張っとかないとな…。
容赦なく日差しは照りつけぐるぐると回り続けていた。
俺の気持ちなどかまいもせず。
手のひらを太陽に透かしてみたらまぶしくて目がくらんだ。
「早いとこ、Hしちゃえ。」
「はっ、はい?」
「えっち。
そうすればね、性格の不一致とか趣味の違いとか、結構ごまかせんじゃないの?」
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