しばらく品切れになっていたギターマガジンが数冊ですが、入荷しました。

ギターマガジン 2007年9月号 No.351 表紙「横山健」

 

今でも連載を持っている横山健さんが表紙です。若いね。

検品のためパラパラめくってみたところ。

店主が大大好きな、スティーヴ・クロッパーと、バーニー・ケッセルが譜例つきで特集されているではないですか!

 

早速、音源を探し出して、なるほどなぁ...と読み込んでしまいました。

これは楽しい♪時間が飛んでいく...(><)

 

 

この時期のギターマガジンは、ジャズギタリストの特集が載っていたようで、数ページながら、読み応え、弾きごたえある記事になっています。ジャズギター練習している方、お試しください。

 

ジェフ・ベック「哀しみの恋人達」のギタースコアは、スタジオ盤では無く、Live Beck '06に収録されたバージョンでした。そういえば、先日出品したプレイヤーには、ロニースコッツでのライブバージョンのバンドスコアが載ってました。すごいね。マニアックだね。

 

在庫のバックナンバーも、順次調べて、記事の情報を追加していきたいと思います。ギタリストの参考になればうれしいです。

 

そんな店主がやっている本屋:

http://nagasaki-ya.com/33/books.html

 

先日からこの本を読んでいます。

 

最初に出てくる、グールドとバーンスタインのエピソードが面白く、音源を探したら。ありました。

Brahms: Piano Concerto No. 1, Gould & Bernstein (1962) ブラームス ピアノ協奏曲第1番 グールド&バーンスタイン

 

ブラームスのピアノ協奏曲1番の演奏前に、バーンスタインが「これは私が本来やりたいスタイルの演奏ではない。ミスタ・グールドの意思でこうなった」と説明したというライブ録音です。

小澤氏は当時ニューヨークフィルのアシスタントで、この場にも居合わせたそうです。

 

で、演奏ですが、第1楽章のテンポ設定が非常にゆっくり、というのが分かりやすいポイントらしく。

しかし、店主は、ブラームスのピアノ協奏曲1番というものを、生まれて一度も聴いたことがなく。比べる対象をまず聴いておこうと、こちらを聴いてみました。

Brahms: Piano Concerto No. 1, Rubinstein & Reiner (1954) ブラームス ピアノ協奏曲第1番 ルービンシュタイン&ライナー

 

比べて聴いてみたら、なるほどでした。

 

しかし、あれですよ。昔だったら、こういう記事を読んで、ふ〜ん聴いてみたいなと思っても、音源を手に入れるのに、お金と時間と労力がそれなりにかかったわけです。

今では、とりあえず事実関係だけ知りたければ、音質には目をつぶって、すぐ解決できます。音楽を聴いて気に入れば、もっとしっかりした音質の音源を手に入れたり、演奏会に行ったりして、より深く楽しむことができます。

 

こんな音楽を演奏したい、指揮してみたい、作曲したいとなれば、スコアを探してダウンロードすることもできます。

 

なんちゅう時代でしょうか。

 

音楽、特にクラシック音楽を勉強するのに、結構なお金がかかるというのが、店主ら世代の常識ですけど。

今はやる気があれば、独学でもかなりなことができそうです。

そんな人がいれば応援したいし、店主も遅ればせながら勉強してみたいと考えています。

 

本の話に戻ると。話はここから、ベートーベンのピアノ協奏曲3番の聴き比べをしながら、小澤氏のさまざまな話を聞くことができます。よくぞこういう本を残してくれたと、村上氏には感謝しかありません。リアル真一くんの冒険物語です。

 

当店の営業につながるものがまるで無い(><)ので、ぎりぎり、グールド&バーンスタインによるベートーベンのピアノ協奏曲2番があったので、貼っておきます。

CD● グールド ベートーベン ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.19

 

そっか。これも、他のアーティストの演奏と聴き比べると面白いのかも。全然気がつきませんでした。

 

1980年公開の映画「復活の日」のサントラ盤が入荷しました。

 

LP● 復活の日 サントラ Virs

 

小松左京原作、深作欣二監督、草刈正雄主演、オリビア・ハッセー出演。角川が総力をあげて、という感じのメンツです。

ジャニス・イアンが主題歌を歌ったことはリアルタイムで知っていましたが、こういうサントラ盤があったとは。店主うかつでした。

 

ニューヨークの腕っこきミュージシャンが大挙出演!

これって劇伴としてどうなんだろうと思わなくもないですが...楽しめます。

テオ・マセロが親分のようで、曲も全部書いてます。我が国からは渡辺香津美が参戦。

 

サンボーン、デイヴ・バレンティンの素晴らしいソロ。テナーのジョージ・ヤングは知名度はイマイチですが熱い演奏です。ちょっとブレッカーぽくあるが。香津美さんは、ニューヨーク勢とは少し違うノリで、思い切り暴れてます(^^) 時間をおいてこうやって聴くと、渡辺香津美としか言いようがない個性がはっきり伝わってきます。これってすごいことです。

 

発売が日本コロムビアだったり、マイルスが復活した時期だったり、トチカが出た時期だったりと、今思えばなるほどなるほどと思える、このラインナップ。当時の熱意が伝わってくるレコードです。

 

1970年代からロックを演奏したい人のために、いろいろな情報を発信してくれている「YMMプレイヤー」

まとまったバックナンバーを譲っていただき。順次、出品中です。

 

2008年バックナンバーが入荷しました。

YMMプレイヤー 2008年バックナンバー

 

ツェッペリン、クラプトン、クイーンなど、ベテラン勢の話題が多い中、2008年の表紙で最年少アーティスト、ドゥイージル・ザッパ君の「ザッパ・プレイズ・ザッパ」は強烈でした。

 

表紙にこそなっていませんが、国内・海外とも新人バンドがたくさん登場した時期です。

「ぼっち・ざ・ろっく」のベースになっている、アジアン・カンフー・ジェネレーションも一番勢いがあった時期ですね。

 

店主が注目した記事は、林知行さんの和音についてのセミナーです。昔、渡辺貞夫さんの「ジャズ・スタディ」を読んで、???と思っていた数々のことが、今回解決しました(^^)

 

さて。1982年分から続いてきましたPlayerの出品、2009年分の出品でひとまず終了となります。もうしばらくお付き合いください。

 

そんな店主がやっている本屋:

http://nagasaki-ya.com/33/books.html

 

最近、クラシックばかり聴いている店主です。

モーストリー・クラシックのバックナンバーが入荷したのがきっかけでした。

作曲家が生きた時代や社会、楽曲についてのエピソード、など知らなかったことが満載。

今までほとんど興味を持ったことが無かった、20世紀のいわゆる「現代音楽」や、宗教音楽も面白そうだと聴きはじめました。

音源はネットや図書館や当店の在庫(^^; でいくらでも聴けますし、興味があれば、18〜19世紀のクラシック楽譜も無料でダウンロードできて。

 

夢のような状況です♪

 

今日は、グールド本に出てきた、カラヤン指揮の「ストラヴィンスキー 春の祭典」をご紹介します。ハルサイって呼ばれているんだとか。数ある録音の中で、異色の解釈で演奏されているらしく。ストラヴィンスキーが自分の意図に反する演奏と評しているそうです。そして、グールドが「唯一楽しめるハルサイ」と評している演奏でもあります。

 

そういったことを知ったもので、そういえば当店の在庫にあったなと試聴してみました。

LP● カラヤン指揮/ベルリンフィル ストラヴィンスキー 春の祭典


初演で物議をかもしたファゴットの高音ソロから、なんともハモりが難しそうな木管のアンサンブル。実に見事な演奏ですが...

なんと。冒頭の静かなパートに痛恨のキズが(><)

ブツッ!ブツッ!ブツッ!というBGM入りです。レコードプレイヤーによっては音とびもあるかもです。

 

というわけで、100円にて出品します。その後、ストリングスがダイナミックにリズムを刻むパートから先は良好なだけに残念。

よかったらご利用ください。