犬猫、動物用物資が圧倒的に足りません。
被災地と、避難所がある地域にあったお店がほとんど機能していない地域があります。
そんな地域では、犬猫用の物資が圧倒的に不足しています。
お店が開いていなかったので、
陸前高田市の方が、大船渡市までペットフードを買いに行った。
仙台市の親戚に送ってもらった。または、持って来てもらった。
関東の知人に送ってもらった。
などの声が沢山聞かれました。
津波の被害にあっていない方々でも、物を買うことが出来ない方が沢山います。
家が無事でも、ペットフードが無いので固くなったおにぎりを貰ってきてあげている人がたくさんおられます。
自分の分のおにぎりをあげている人も沢山おられます。
緊急災害時 動物救援本部さんが
大量の物資を集めて頂いておりますが、それがほとんど避難所にはいきわたっていないのが現実です。
緊急災害時 動物救援本部さんが、物資を配布した場所は各県の保健所、動物愛護センター、動物管理センターです。
そこから、保健所の車両などが避難所に犬の引き取りなどに行くときに、物資を積めるだけ積んで避難所に下していくということをされているそうです。
しかし、避難所にはほとんど動物物資が無いのが現状です。
市区町村別の総合物資倉庫には、ある程度の動物物資がありますが、
避難所からの要望が上がってこないので、各避難所に配給されないのが現実です。
(物資として動物用のものがあることが知らされていない為です。)
山元町、陸前高田市、の物資倉庫には沢山の動物用物資が届いていましたが、
各避難所の方々は、動物物資が足りずに困っているというのが現実です。
私達が、物資を数100か所以上にお届けしてきて感じたことがあります。
避難所の本部の方々は、実際の動物の飼い主さんの数や状況を、認識する、把握することは無理です。
なので、本部の方々に犬猫の飼い主さんは居ますか?
と尋ねても、ほとんどの方が居ないと、
言われます。
しかし、100人規模の避難所では5~10組の動物の飼い主さんが居るのが常です。
ある避難所では、犬猫は禁止だから一人も居ないよという避難所の本部の声の後
聞き込みをさせて頂いた後に
30組以上の方々が来られて、車の中がほとんど空になったことがあります。
これから、支援物資を持って行っていただく方にお願いです。
① 本部の方に声をかけて、
・動物の飼い主さんがいるかどうか?
・避難所に連れて来ていないが、自宅跡に置いてきている人が居ないか?
・知り合いのところに預けている人が居ないか?
・車の中に、犬猫 動物を飼っている人が居ないか?
を尋ねさせてください。と、本部の方々にお伝えして下さい。
② 聞き込みを、部屋別、ご家族別にお尋ねしてください。
『動物のボランティアできました。 犬猫 動物を飼っている方いませんか?』
③ 大規模な避難所では、まず飼い主さんを確認してあとからまとめて、車の近くまで来て頂いて
物資を見せながら、お見せしながらお渡ししてください。
④ 大規模な避難所では、犬猫のコミュニティーを作って頂く為に、皆さんにまとめてお渡しして皆さんで分けて頂くことで、助け合いの輪が動物の飼い主さん同士の間でも出来ます。
そして、今後の助け合いの元にもなると思います。
今後、避難所の物資倉庫ではなく
各小さな避難所と個人宅などに直接、お届けしてあげて下さい。
まだまだ、避難所に物資を届ける体制は出来ていません。
全国の皆さんのお力で、少しでも多くの物資を直接お届け手してあげて下さい。
都会や町に近いところには、沢山の方々が物資を届けに来られています。
一番田舎の方、一番遠い地域にお届けしてあげて下さい。
そんなところが、一番困っています。
皆さんの御協力を宜しくお願いします。
また、物資の直接配送の為の車を もう数台、用意したいと考えております。
まだ2台しか用意出来ていません。
物資お届け用の車を準備する為の支援金を宜しくお願い致します。
今後は、宮城県だけではなく岩手県、福島県も視野に入れて物資の直接配送を行おうと考えています。
JARF 浦川たつのり