現場を経験することで、
現場の課題や顧客のニーズなどが体験できるので、
現場でない企画・商品開発などの仕事をするうえでも、
その経験が非常に役に立つということです。
 
 
【入社時】

現場を経験しておくと
企画を立てる上で役に立つぞ!
(* ̄∀ ̄)ノ  (゚∇゚)ゞ わかりました!

       現場でがんばって、
       いろいろ勉強してきます!


【3年後】
 
(* ̄∀ ̄)ヾ(゚∇゚;) あのぉ~
     もうそろそろ、
     企画にまわしてもらえませんか?

(メ ̄◇ ̄)ノ君が抜けたら、
現場が困るだろ!

     <(T□T;)>そんなぁ~
 

現場で優秀な人は、
現場が絶対に手放したがりません。
使えない人だけが、現場から抜け出せます。
というか、追い出されます。
 

許せ
(* ̄∀ ̄)ゞ 君が抜けて、
業績が落ちれば、
叱られるのは私だからなぁ~

     \(T◇T;)/話が違う!
 

だからと言って、
現場で駄目だった人は、
能力が無いとみなされて、
優秀な人材が集まる企画系には回されることは、
まず絶対にありえません。

企画・商品開発部門への道は狭き門。
不条理な門なのです。

またこの場合、
次のような上司の心理も働きます。
 

(* ̄∀ ̄)σ この若造が!
企画に行きたいなんて
10年早い!
私だって行けなかったんだ!
↑↑↑
元、企画・商品開発部門希望だったが、
結局希望は叶えられず
 

「現場を経験しておけば役に立つ」
という決まり言葉によって、
今日まで、日本中の多くの企業において、
やる気があり、
しかも才能豊かな多くの逸材が、
現場に一生つながれ、
日の目を見ぬまま終わって行きました。

さて、別の悲劇を見てみましょう。
 

【3年後】

(* ̄∀ ̄)ヾ(゚∇゚;) あのぉ~
     もうそろそろ、
     企画にまわしてもらえませんか?

(* ̄∇ ̄)ノ それなら、
シンクタンクの優秀な中途を
採用したから!

     <(T□T;)> そんなぁ~
     私をだましたんですか?

(* ̄∇ ̄)/ だますも何も、
そんな約束、交わしたっけ?
 

企画系は、いまだに、
学歴・業界出身者重視の会社が多いようです。

では、本当に、
現場を知らないと、
いい仕事はできないのでしょうか?
 
 
【とある企業の企画部】

現場知らないし、
頭もキレないようだけど、
大口クライアントのご子息だから、
しょうがないか。。。

希望通り、
企画部門に配属ね!
(* ̄∀ ̄)ノ \(゚∇゚*)/わーい

(; ̄_ ̄)ノ◇ ヾ(゚―゚*) 企画考えてみました
 あっそ!

どうせ、
ボンボンで何も分かってないから、
つまんないだろうな。。。

ん?
Σ(; ̄◇ ̄)/□
意外と面白いぞ!
 

現場をあまり知らないほうが、
かえって自由で新しい発想ができる場合も、
結構多いのです。

その業界で働いてきた中堅社員、ベテラン社員よりも、
入社2、3年の若い社員の方が、
奇抜なアイデアを出して、
ヒット商品を生み出すことが多いと言われます。

経験が少ないということは、
言い換えれば、
それだけ業界の常識に染まっていない、
素直に現状に対して疑問を感じることができる、
ということなのです。

まさに、
企画・商品開発部門にはぴったりの人材なのです。

ヒット商品を連発している企業の多くは、
やる気のある若者の発想力を上手く活用しています。

あと、大事な点ですが、
「企画」というのは、
必ずしも企画・商品開発部門でしかできない
とは限りません。

どんな部門においても、
「何かしら新しいことを企画」することは可能です。

「企画」とは、「企てて計画すること」。
現場には、「現場での企画」があります。

現場から抜けられない人は、
現場でしかできない「企画」を考えてみるのも、
仕事に楽しみを見出す一つの方法だと
言えるでしょう。

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(作 ながれおとや)
【サラリーマン顔文字漫画劇場】
【3】現場を知らない奴にいい仕事はできない

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