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皆々様あけましておめでとうございます。

大人になると年末年始は、意外と忙しく小説に集中出来ない日々でした。


何人の人が僕の小説を楽しみにしてるのかは、さておき

今年もヨロシクお願いします。


今年は、本気で小説書きあげます。

皆々様どうかドーンと付いて来てください。




私事ですが今年の課題は、『人に逢う』です。


今流行の『龍馬伝』はありませんが、こんな不況で行く先不安でお先真っ暗なときは、たくさんの人と逢い。

いろんな刺激をもらい。

仕事も自分自身も創作して行くのが今年の心意気であります。


坂本先生もまずは、ただただ思いだけで動き出会い人とのコラボレーションで思いを成し遂げていったと思います。



ただ人に逢うだけならコンビにでも飲み屋でも行けばいいのですが。

自分のやりたいことをしっかり見つめて色んな人と逢うと絶対いいことがありそうな気がします。


やりたい。やりたいだけで自分の部屋だけにいても前に進まない気がする。

しっかりとやりたい気持ちを自分の部屋で高めて部屋を出てこそ前に進む気がします。

そんな胸騒ぎがします。



2009年が自分を見付け無い旅だったなら。今年は年甲斐も無く自分見付けの旅にしたいと思ってます。

自分という人間を取り戻したい思います。



今年も4649ねぇ。

僕は、生まれて初めてアルバムCDを買った。
1988年1月11日ハウンド・ドック『GOLD』二千八百円也である。
中学生の僕にとっては、二千八百円は、大金であることは言うまでもないないでしょう。
ハウンド・ドック『GOLD』僕の手の中でキラキラ輝いてゴールドだった。
仏壇にお供えして毎日拝んでいたいくらいに宝物だ。
やっぱりなんでも初めての体験っていうのは、キラキラしていてワクワクしていつまでもいつまでも大事に大事にしたいもんだ。

ゴールドライオット!!

僕にとってスペシャルなアルバムだ。

『Gold』

1 SHAKEDOWN
2 DOG DAYS
3 ONLY LOVE
4 NO NAME HEROES
5 15の好奇心
6 太陽の様に
7 DESTINY
8 火の玉ボーイ
9 BELIEVE
10 Ambitious

もしも何かのインタビューなんぞで,なあたのFAVORITEな一枚はって聞かれたら。



Sex Pistolsの『NEVER MIND』じゃなく
永田智也のロッキンロール青春論-Sex_PistolsNeve
NIRVANAの『NEVER MIND』じゃなく
永田智也のロッキンロール青春論-NIRVANA NEVER MIND
RED HOT CHILI PEPPESの『ブラット シュガー セックス マジック』じゃなく
永田智也のロッキンロール青春論-ブラット シュガー セックス マジック
ブルーハーツの『THE BLUE HEARTS』じゃなく
永田智也のロッキンロール青春論-THE BLUE HEARTS
椎名林檎の『無罪モラトリアム』じゃなく
永田智也のロッキンロール青春論-無罪モラトリアム



ハウンド・ドッグの『Gold』と答えるでしょう。
永田智也のロッキンロール青春論-ハウンド・ドッグ Gold



1988年1月11日の冬は、ハウンド・ドッグの風が日本中に吹き荒れいたね。
僕のなかでは、ハウンド・ドッグハリケーンが僕の心をグルグルドーン!!
僕のCDデッキの横には、長渕剛の『とんぼ』のシングルCDとハウンド ドッグのアルバムCDが並んでいる。
大人になって金がなくてCDを売らないといけない状態に何回もなったけどこの二枚は、売れない僕がいるよ。

そんな冬のある日、哲也がスーパーBダッシュで学校に来た。
だいたい哲也がスーパーBダッシュで来る時は、事件勃発である。

やはりこの日もそうだった…

哲也『くるばぃ』
永田『なにが?』
哲也『くるとばぃ』ガクガクブルブル
永田『はっ!だけんなにがくるとや』
哲也ガクガクブルブル『ドッグが熊本にライブツアーできなさるげな。』
永田『…』ガクガクブルブル
哲也ガクガクブルブル

めちゃめちゃ興奮した。
あれよりもこれよりもなによりも興奮した。

でも八代市の中学生にとって熊本市内にいわゆる町(八代の繁華街)でわなく街(熊本市内の繁華街)に行く事は大冒険なんだ。
しかもライブに行くなんて想像も出来ない出来事なんですよ。
僕は、悩んだ!
もちろん僕のロッキンロールモンスターにも問い掛けた。
チィン!
悩んで1秒後には、答えはでた。

行く!絶対行く!
たとえ親が死んでも天国から坂本龍馬が遊ぼーぃ。。てお誘いがあっても大好きな女子がらラブホに誘われても行く事に僕たちは、決めた。
早速サティー八代店で二月十日 熊本市民会館 ハウンドドッグ OVER LAND ツアーを二枚Getした。

自分で決めて自分でお金をだして行く初めてのライブ。
しかもハウンド ドッグのライブなのだ。

ハウンドドックに童貞をささぐ。
それからの僕ときたら中学校の入学祝にじっちゃんから買ってもらったCDラジカセは、ブンブンブンフル回転だ。

中学生でCDを買うお金がない僕は、ラジオをききまくりだったね。
お目当ては、もちろんハウンド・ドッグだね。

カモーン
僕の部屋まで届けておくれよ。
レッツミュージック!!
ダンスDanceダンス

FMは聞きまくるは、邦楽のよく流れるAMは、聞ききまくるわで無差別状態だったね。
ハウンド・ドッグが目的だったけどこのころから色んな音楽を聞くようになったと思う。

オールナイトニッポンを聞き始めたのもこのころだった。
ビートたけしのオールナイトニッポンは、とにかくデラ ベッピンだったね。

校内でもみんなさん音楽を聞くようになってきた。
ちょうどレコードからシィーディー全盛期突入だった。
やはり人間。人数集まれば派閥が出来たりするもんだ。
兄貴がいるおませさん達は、BOOWY
ヤンキーのみなさまは、こぞって X エックス でありました。

僕は、もちろんあたりきしゃきしゃきでハウンド・ドック派でございます。

ハウンド・ドッグときましたら。
『AMBITIOUS』
『ONLY LOVE』

などなどヒット曲を連続でおだしになられました。
ベストテンなどにもおでになられて大変人気者になられていかれました。





私達の田舎町でもハウンド・ドッグは、一気に大人気者になっていかれました。
図工の時間になればそれぞれの派閥の皆様は、こぞって彫刻刀でお気に入りのアーティストのお名前を机などに掘りまくるのでした。

エックス派のヤンキーの皆様は、X と机等々にほられました。
『X』だけの文字だけだとなんだかかわいそうになんとなくおまぬけでありました。X X X X

例外なく僕と哲也の机にもHOUND DOG最高 大友康平 最高と深々とほりこまれていた。
もちろんペッチャンコの通学カバンにもそれぞれの派閥のアーティストのお名前がいたるところに刻みこまれておりました。

僕は、HOUND DOGのステッカーの横に、僕オリジナルドッグステッカー。ドッグのヒット曲ff(フォルテシモ)のffステッカーを張っておりました。
ffステッカーだよ。

『ff』

だよ。
かっこわりぃぃぃぃ
ありぇねぇー!!
そんなこんなでおバカに平和に過ごして冬になりハウンド・ドックの名盤『GOLD』が1988年一月十一日に発売になる。

もちろんペッチャンコのかばんには『GOLD』のステッカーを貼るのである。


ハウンドドッグの風が日本中を駆け巡る事になるのである。
お出かけ前には、火の元の確認は、確実に。。。。
その勢いでぼくらは、今度こそは、確実にハウンド・ドッグのCDをGetするためにCDレンタルショップ『ペンギン村』に急いだ。
『CMのあの名曲を確実にGetするために曲名は、わからないけどね…』


キキキキキィィィーー
ウンチャァ!!
ペンギン村に到着!!


僕と哲也は、新譜のコーナーをみる。
あった!
きっとこれだ!
あった!
ついにあったよ。

TM NETWORKのぼくらの七日間戦争のサウンドトラックSEVEN DAYS WARの近くにありました。
確かにありました。
シングルCDだったけどね。
あったたたたた!
確かにあったた!!!!

ハウンド・ドッグ
『AMBITIOUS』
始めて知った!
『AMBITIOUS』
曲名は『AMBITIOUS』っていうんだ。
かちょぃぃぃ!
『BOYS BE AMBITIOUS』
『少年よ大志をいだけ』




『BOYS BE SID VICIOUS』
このころのぼくたちなんてほんとうに…

永田智也のロッキンロール青春論-シドビシャス


『BOYS BE SID VICIOUS』だよ
『AMBITIOUS』のジャケットには、確かに日清カップヌードルCMソングって書いてある。
今度こそまちがいない。
ぼくと哲也は、ニンマリ笑い二曲しか入ってない『ハウンド・ドッグ』のCDシングル『AMBITIOUS』を借りてぼくの家に向かった。

でも実際サウンドトラックとハウンド・ドッグを間違うなんて哲也は、将来確実に大物候補No.1だよ。





『AMBITIOUS』




できるまで何度も飛ぼうとした翼をなくしてないかい?
つまらないことで壁にぶつかりためいきをついてないか?
届くまで腕を伸ばしてみた太陽は見えているか?
やりたいことがわかっているのにはじめてないんじゃないか?

乾きを感じた 唇に
なくしちゃいけない 叫びがある

Oh Take A Chance
つかむしかない
自分のすべて わかるまで
こころを燃やした夢は
いつまでも終わらない

昨日とおんなじ地図をひらいて
旅をあきらめてないか?
時に流されているだけで
いまを忘れかけてないか?
傷だらけの膝が輝いてる
少年でいられるか?
まちがいをおそれてばかりいて立ち止まっていないか?

涙を知っている 瞳なら
苦しいときでも 負けないから

Oh Take A Chance
つかむしかない
愛するすべて 守るため
こころを燃やした夢は
いつまでも終わらない

Oh Take A Chance
つかむしかない
自分のすべて わかるまで
こころを燃やした夢は
いつまでも終わらない




TVCMじゃない。初めて聞いたCDハウンドドッグ!!
やっと逢えたね。

We are HOUND DOG

ボーカル 大友康平
ギター 八島順一
ギター 西山毅
ベース 鮫島秀樹
キーボード 蓑輪単志
ドラム 橋本章司


とにかくきいたね!
たった一枚の二曲しか入ってないCDシングルをレンタル期間の三泊四日CD擦り減るじゃないかいなってくらいきいたね。
おはようからおやすみなできいたね。
もちろんカセットテープには、バッチリ録音したよ。
やっと逢えたよ。
あなた達に…



忘れないでほしい。
これから無数に聞くであろう音楽達。
でも僕の童貞は、あなた達にHOUND DOGに捧げたよ。

これはとても大事大事なこれから生きていく中でとてもとても意味がある思い出なんだよ。

遠回りしたけどこの出会いが2年後僕の大きな大きなロッキンロール青春論になるのである。


永田智也のロッキンロール青春論-nagatatomoya
ぼく達と同じ年代(昭和五十年生まれ)の人ならそうもうお気づきだと思うけど…ぼく達がハウンドドッグだと信じて夜通し歌いまくった歌は、実は…な・な・な・んと…
ハウンドドッグじゃなかったとです。
ぼくとテツヤが夜通しハウンドドッグと信じて歌いまくってた歌は…………

ジャガジャガジャガ!チン。。。。小室哲哉率いるTM NETWORKのアルバムSEVEN DAYS WARだったのです。




何がなんだか意味わかんねぇでしょ???そうでしょ!そうでしょう!なんでテツヤがTM NETWORKをハウンドドッグと信んじきって借りてきたか?。?。?。

ほんじゃーみんな謎解き開始だよん。

ぼく達は、CDをデッキに入れっぱなしのリピートしまくりで歌いまくっりだった。だからCDのジャケットなんかみる事なんてしなかったとです。デッキから取り出してビックリTM NETWORKって書いてあるじゃないですかぁ??なんじゃーー?誰じゃーー?TM NETWORKって???

このアルバムTM NETWORKのSEVEN DAYS WARは、宮沢りえ主演の映画『ぼくらの七日間戦争』のサウンドトラックだったんです。

感のよい人ならもうわかるよねぇ。

そうなんです。テツヤ君は『サウンドトラック』と『ハウンドドッグ』をどうやら間違ってレンタルしたみたいなんです。やつは、大物だよ。あんたが大将だよ。

そのころ新譜でヒットチャート入りしていた映画『僕らの七日間戦争』のサウンドトラックのTM NETWORK『SEVEN DAYS WAR』もちろんペンギン村のイチ押しコーナーにTM NETWORKの『SEVEN DAYS WAR』は君臨していたわけなんですよ。
粋でおバカでアワテン坊のサンタクローステツヤは、一目散にサウンドトラックって書いてある。TM NETWORKのSEVEN DAYS WARをGetしたわけよ。『サウンドトラック』と『ハウンドドッグ』を間違えてね。たしかに字の響きは、似てるよね。10回『サウンドトラック』って言ってごらん『ハウンドドッグ』って聞こえてくるから。

僕たちは、初めてのCDレンタルをしたってだけでテンションが大変な事になっていたからバンド名なんて確認もせずにCDデッキにCDをぶち込んで夜通しTM NETWORKをハウンドドッグと信じて歌いまくったってわけなんですよ。

ありえねぇー

『信じる心は、恐ろしい』って事をぼくらは、学んだ中一の夜でした。

翌日日曜日だったんでペンギン村におはこんばちわスーパーダッシュでもちろん今度は、確実にハウンド・ドッグをGetしにいくのでありました。

やっとあえるんだ。面白遠回りだったけど。やっとあえるんだ。遠回りしたぶん思いは、さらに深くなっていくのがわかったよ。

これから奇跡のロマンチックロッキンロールパーティーを開催するあなたたちと……

やっとあえるんだ。

今回のBGM森田童子『ぼくたちの失敗』
なにわともあれだよ。

ぼくらは、早速ペンギン村の袋からまるで産まれたての子供をあつかうようにCDを取り出した。

ワクワク ドキドキ ワクワク ドキドキ!!

ほんでもってそんなCDをじっちゃんから買ってもらった長渕剛のCDとニューホライズンしか読み込んだ事が無いCDデッキにぶちこんだぁ。

鳴った。。
鳴ったよ。。。。


音が・・・鳴った。音楽が始まったよ。ただそれだけで僕たちは、興奮MAXだった。

いいねぇ。いいねぇ。
ノリノリロッケンだね。ロッキンロールだよ。なにがなんだかわからないけどすごく興奮した。僕の部屋は、きっとカオスで充満していた。僕の中のロッキンロールモンスターも興奮していた。むろんテツヤも興奮MAXだ。そりゃー好物のブラッグモンブランもとけちゃうよ。

興奮しながらも僕たちはアルバムを一回全部聞いた。

あれれれ??????????
目的の歌が入ってないきがした??????????

『Oh take a chance つかむしかない 自分のすべて わかるまで こころを燃やした夢は いつまでも終わらない』

テツヤ『俺曲名までわからんかったけんとりあえずハウンドドッグって書いてあるCD借りてきたばい。』

『そうか』まーいいや。ハウンドドッグってバンド名がわかっただけでも初めてのCDレンタルはいいとしよう。たぶんCMの曲は、別のアルバムに入っているんだろう。ハウンドドッグってさえわかっていれば明日にでもペンギン村で探せばいいや

明日学校休みなので今夜テツヤは、ぼくの家に泊まっていくことになった。

テツヤが借りてきたCDをとにかく聞きまくった。

でもぼくは、CDを聞けばきくほど……??ん?ん?ん?ん?ん?な感じになってきた。おぃ!ぼくの中のロッキンロールモンスターぼくがあの夜テレビから聞いた音 歌声はこれだったけ???でもその違和感がなんなのか解決するのは、そう先では、なかった。でもまーいいかそんな事気にせずに今夜は、歌っとけってだねぇ。

でもね。
違和感の中聞いた。このアルバムの中に凄くいい曲があった。
それはこんな曲だった。





『Reveolution ノートに書きとめた言葉
明日をさえぎる壁 乗り越えてゆくこと
割れたガラスの破片 机の上のナイフの傷
理由を話せないまま 閉ざされたドア叩いていた

すべてを壊すのでわなく 何かを捜したいだけ
すべてに背くのではなく 自分で選びたいだけ

Seven Days War 戦うよ
僕たちの場所 この手でつかむまで
Seven Days War Get Place To Live
ただ素直に生きるために

Communicotion 届かない声
つぶれたシューズ ちぎれたシャツ
ルールと正しさの意味 わからないまま従えない

誰かと争うのでわなく 自分をみつけたいだけ
誰かを憎むのでわなく 思いを伝えたいだけ

Seven Days War 戦うよ
僕たちの場所 誰にもゆずれない
Seven Days War Get Place To Live
うつむかず 生きるために
Seven Days War 戦うよ
僕たちの場所 この手でつかむまで
Seven Days War Get Place To Live
ただ素直に生きるために』

ぼく達は、一枚のCDを夜通し歌いまくった。聞きまくった。

『Seven Days War 戦うよ
僕たちの場所 この手でつかむまで
Seven Days War Get Place To Live
ただ素直に生きるために』


いいねぇ。いいねぇ。
なんだかすごくいい気分だよ。これが音楽なんだよ。目的の歌でわなかったけど。ぜんぜんOKだよ。だってすごくいい気分になれる歌とまた出会えたからね。そだけでOKだよ。それがOKミュージックなんだよ。

感のいい人ならわかるかもしれないけど。ぼく達は、とんでもない失敗に気付かずノリノリロッケンで歌いまくったっいた。馬鹿丸出しだよ。

次回『ANSWER編』
乞うご期待VVV
八代市立第一中学校

$永田智也のロッキンロール青春論-八代市立第一中学校


朝僕は、スーパーBダッシュで八代市立第一中学校一年九組に登校した。もちろん寝不足だ。
兄貴がいない。僕には、昨晩聞いた曲が何なのか知るすべがなかった。きっと兄貴がいる奴は、音楽にも詳しいはずだ。

僕は、テツヤと中学生になっても同じ組になっていた。八代市立第一中学校は、三校の小学校からなる一学年の生徒数が500人弱の超マンモス校なのだ。クラスも僕等の時は、11クラスもあった。そんな中僕は、テツヤと又一緒のクラスだったんだ。

$永田智也のロッキンロール青春論-中学校校庭



テツヤに僕は早速オタズネした…


カップラーメンのCMの『Oh take a chance つかむしかない 自分のすべて わかるまで こころを燃やした夢は いつまでも終わらない』って知っとるか??

テツヤは、『あーその歌いい曲だよね。俺もスゲー気になっていたったい。でも詳しくわからん兄貴に聞いてみる。』って言ってくれた。

ついでに僕は、哲也に昨晩の出来事を話した。っていうか。話したかった。他の人には、なんだか恥ずかしくて言えないけど。テツヤには、話したかった。坂本竜馬に逢った事や僕の中でモンスターが産まれた事。僕は、テツヤに話した。哲也は、『OKわかった大至急兄貴に調査しててみるばぃ。』だって。なんて粋な奴なんだろう。

早速翌日『ハウンド・ドッグ』って言うバンドばぃ。』って僕は、聞かされた。
僕は、始めて聞く名前だった。そりゃそうだ僕のCDラジカセは、長渕 剛の『とんぼ』とニューホライズンしか読み込んだ事がなかったからね…

永田智也のロッキンロール青春論-あられちゃん


テツヤは、『俺が今日ペンギン村((ペンギン村とは、八代市、唯一のCDレンタル店の名前である))でCDレンタルしてきてやるけん。』『レンタルした後ながやんの家に行くバイ。ながやんの家CDラジカセあったよろう?』当時まだ中一でCDラジカセを持っているのは、そんなに多くはなかった。
OK『ご褒美のブラックモンブラン用意して待っとるけん』

その日の授業なんかまったく頭に入る訳は、なかった。身も心もすでにロッキンロールヘブンである。こんなワクワクした気持ち産まれて今までのなかでも一番、二番のワクワクだよ。その日の授業は、僕はうわの空で何度も幽体離脱を繰り返していたよ。幽体離脱を繰り返しているうちにキーンコーンカーンコーン学校は、終わりの合図を告げていた。

僕らは、帰宅部だった。一言『よろしく頼む』と哲也に言って僕は、スーパーBダッシュでビューン キーン ウンチャー!!!!!と家に帰り着いた。家でハウンドドッグのCDを哲也が持って来るのを待っていた。もちろんご褒美のブラックモンブランもスタンバイOK。

しばらくして奴は、来た。
ペンギン村からオハコンバンチワである。
ほこりまみれだった。じいちゃんから買ってもらったCDラジカセは、もちろんピカピカ準備OKだよ。


まさかこれからあまりにも馬鹿すぎる本当馬鹿すぎる真夏の恐怖体験をするなんて誰が想像出来たであろうか。

テツヤやっぱりあんたわすげーゃ。。

次回『僕たちの失敗。QUESTION編』
乞うご期待
永田智也のロッキンロール青春論-ブラックモンブラン

わすれもしませんよ。。。

中一のクソアツイ夏の日の夜僕は、晩飯を食べ終えブラックモンブラン食べながらダラダラ本当ダラダラTvを観ていた。そしたらおかんが『ともや風呂入らんね』ってきたもんだ。よくドラマとかでみるパターンだね。このパターンまるで漫画だよ。


僕は、観ていた、くだらなく面白いお笑い番組がちょうど終わったのでTvを消して風呂さはいるかぁとした瞬間。まさにその瞬間、出会った運命と出会った。運命の出会いちゃーこんなもんだよ。待っていても出会わないし人は、出会わないし。出会ちゃう時は、ダラダラ!アイスクリーム食べてておかんに叱られよっこらしょって『風呂に入べかなぁー』と何も構えてない瞬間でも出会ちゃうわけよ。不思議だね。

そして出会った運命のそれとは。。。。。

Tvから流れ出ていた日清のカップラーメンのCM。別にカップラーメンに出会ちゃった訳でわなく。そいつに流れていた。BGM。CMソング。キター!!キター!!なんじゃ!なんじゃーーーーなんじゃこりゃ。このドキドキする感覚は…ホワイトライオット???いや。違う。青春の青い衝動…ブルーライオットだ。僕の心は、30秒のCMソングに犯された。

『Oh take a chance つかむしかない 自分のすべて わかるまで 心を燃やした夢は いつまでも終わらない』Tvから流れたこのワンフレーズ。僕の中のロッキンロールEggが小さくひび割れた瞬間だった。

『ドキドキ』『ドクドク』『ドキドキ』『ドクドク』なんなんだよ。

この感じ大好きなあの娘と出会ちゃた感じとは、ものが違う。初めてのテツヤから伝授された平凡パンチの感じとも違う。でもすごく凄くむずむずする。ヤバイ。完全に30秒のCMソングに心奪われ犯されたみたいだ。

『トモヤ風呂に入らんね。』おかんの声だ。とにかく風呂に入に入ろう。お風呂で自分に相談天国ばぃ。『相談しようそうしよう。相談しようそうしよう。』僕は、悩みごとは、昔から良く風呂で考えていた。でも今回は、指が脳みそフニャフニャになるくらい考えた。解らなかった。

僕は、寝床までモヤモヤを連れていったよ。楽観的な僕には珍しいことだ。だいたの中学生の僕の悩みなんてお風呂でチンチンがフニャフニャになるくらい考えたら終わるのに。

『Oh take a chance つかむしかない 自分のすべて わかるまで 心を燃やした夢は いつまでも終わらない』Tvから流れたこのワンフレーズ。



24時~1時~3時・・・・・眠れねぇ。チィックタック!チィックタック!チィックタック

突然ゴーゴーゴー!go-go-go-go-!キター!リンリンリンリン!!

僕の中のロッキンロールクッロックが突然鳴り響いた。時は、正に6時9分『ロック』答えがでた。朝方6時9分。僕が一人で出した答えは、『ロック』だった。いくら頭で考えても気になるモヤモヤが終わらない感じ。僕の心は、ロックに犯されたんだ。ロックの悪魔と永遠の契約を無意識のうちに交わされていたんだ。おそらくその時の僕は、ロックの意味なんて知らなかった。だってじぃちゃんからもらったCDラジカセは、長渕剛とニューホライズンしか読み込んでないからね。ロックなんてその時は、知らなかったけど。でも感じたんだ。僕の中のロッキンロールモンスターが産まれたってグッと感じたんだ。


僕には、見えた。朝方の窓の外で天に舞う竜に坂本龍馬がまたがり僕に手をふり『おめでとうこれから出会うすべての事に…』 僕のロッキロールモンスターが生まれた事を祝ってくれたんだ。
こんなにメデタイ出来事なのに何故だか涙がでてきた。僕も『ありがとう。』って手をふった。

今でも僕は、神も仏も信じちゃいないけど…

何かに迷った時は、いつも心の中なのロッキンロールモンスターに問う事にしている。
『あの娘は、僕の事を愛していますか??』
『この道は、右ですか?左ですか?』
『このブラックモンブランはアタリですか?』
でも決してロックは、神様なんかじゃなぃ。僕は知っているよ。ロックは自分自身なんだってね。

だってもうすぐ僕は、リアルにロッキンロールDestinyと出会うからね


ペタしてね
とにかく僕の意思とは、無意識に動き出したよ。

僕の中のロッキンロールクロック。

チィックタックチィックタック。

僕は中学の入学の祝にじぃちゃんからCDプレーヤーを買ってもらった。SONYのCDラジカセだ。でも兄貴もいない僕は、さほど音楽には、興味はなかった。だからじぃちゃんから買ってもらった。CDラジカセは、ぜぇんぜぇん稼動してないんだぁ。ラジカセは、稼動してないけど、あの日のホワイトライオット以来、僕の胸の中では、確実に何かが動き出している。

チィックタック!!

チィックタック!!

ヘィ!ホゥ!レッツゴー!!

このチィックタックチィックタックな感じは、小学生の時に噛み噛みしすぎた。ニッケのせいで脳みそがプリンになってしまっとかいな???まさかぁ。そんなことは、ないはずだぁ。だって全然ちがうもんこの胸の違和感は……慌てるなぁ!!


俺…答えは、必ず自然と出るはずだ。



永田智也のロッキンロール青春論-長渕剛


そんな僕のCDラジカセで唯一聞いた事のある音楽CDは、長渕 剛の『とんぼ』くらいだ。僕が初めて買った音楽CD長渕 剛の『とんぼ』だ。時々はラジカセで英語の教材のカセットテープ『ニューホライズン』をきいたりもした。

じぃちゃんから買ってもらったCDラジカセは、時々、長渕 剛、時々、ニューホライズン。中一の夏までは。。。。そんな感じで稼動していた。



そして中一の夏、あの日のホワイトライオット以来、僕の胸の中のモヤモヤの正体も解ったよ。そして、いよいよ動き出すんだよ。じぃちゃんから買ってもらったCDラジカセ。中一の夏の運命的な出会いと共に。



↑ローリングストーン↓
転がり始めた石は、答えがでるまで転がり続けるのか??



青春それはあるしばらくの期間を示す言葉ではなく。何かに出会い何かに向かって行く期間を示す言葉。

☆青春☆
老いしても青春はあり。
若くしても訪れぬ者には訪れぬ。
☆青春☆

中一の夏、僕に青春は、やってきたロックの使者と共に。




次回僕と音楽との青春の全貌が明らかになる。
更新を楽しみに待て!!!



☆僕が初めて買ったCD☆長渕剛『とんぼ』
ペタしてね
永田智也のロッキンロール青春論-吉田君
『リビドーの目覚めとロックの目覚めは同じ朝目覚める。』
おーぃお茶。掲載経験者。詩人永田智也。

僕は、スクスクと育ち。無事にロッキンロールロマンチック事件の舞台となる名門八代市立第一中学校に入学できた。

あたりまえかぁ。

時代は、まさに八十年代アイドルまっさかり光ゲンジ最高!!おニャン子クラブ最高!!週の真中モッコリ水曜日!!アイドル全盛期であります。

例外なく僕達の町の若者もアイドルに浮かれていたね。もちろん69(ロック)なんてなんじゃらほぃほぃである。

まだCDも無く僕は、ゆわいるレコード最後のジェネレーションである。でも僕には、兄貴がいなくってカルチャー情報には、特にうとい少年だった。八代市だしね。そんな中でもカルチャー情報は、もっぱらテツヤから仕入れていた。もちろんリビドーカルチャーもテツヤから仕入れたんだ。平凡パンチ黒木カオルの特集をくれたのもテツヤだった。ありがとさまだよ。その上にテツヤは・・・



な!な!なんとご丁寧に平凡パンチ黒木カオル特集と共にお猿遊びまで教えてくれたんだ。いきだねぇテツヤ!神だね。リビドーの神(テツヤ)様君臨だよ。『リビドーの目覚めとロックの目覚めは同じ朝目覚める。』だから僕にとてテツヤは、ロックの神様だよねよ。

リビドーの神と同時にロックの神だよ。お猿の神様だよ。



そんなこんなで僕が初めてお猿になった日、僕は、恐くて恐くて心の中で何度も何度も『おかあさんごめんなさい』って叫んだ。男子諸君なら解るよね。きっとみんなそうだったに違いないよね。初夜の日は頭は、真っ白けのけなのに…何度も何度も『ごめんなさい。』って頭の中で叫ぶんだよ。

絶対テツヤは、猿の惑星からの使者だとも思ったよ。松高地区担当のモンキーデビル社の営業マンだよ。純粋な松高地区の子供達をみんな真っ白けのけにしてしまうんだよ。その為にテツヤはこの世に生をうけたに違いない。そうだぁ。絶対そうだぁ。


そんなモンキーデビル社の営業マン。テツヤは、松高地区最大の団地高島団地に、平凡パンチ黒木カオル特集を小脇にはさんで団地のポストに黒木カオルを投函し高島団地のみんなをお猿にしてしまう気なんだよ。そうだ!!そうなんだ!!そうに違いない。そしてお猿中毒になった子供達は、高島山(空を飛ぶ鶏の集団が居る処で有名)に集められて黒木カオルとお猿遊びのとりこになった僕達は、テツヤに向かってこう叫ぶんだ。『ハイールテツヤ!!ハイールテツヤ』ってねぇ。

そしてテツヤは神になる計画なんだ。

初夜。僕は、そんな事すら考えたよ。


僕は、初めてお猿遊びをやっちゃった瞬間。右脳では、こんな妄想が走馬灯のごとく流れ。左脳では、『おかあさんごめんなさい』って叫んでいた。でもね。心の奥では、今まで感じたことが無いビートが流れていた。確かに流れていた。光ゲンジじゃなく松田聖子じゃなく。なんなんだろうこのビートは。

気になる。なんなんんだろう。この感じ。このビート。

ホワイトライオット☆ 白い暴動 ☆White Riot!!!!



初夜。その夜完全にパニクッタ僕は、恐くて涙がちょちょぎれた目で夜空を見上げた。夜空は、もちろん『銀河鉄道の夜』だった。きっとそうだった。

初夜、親父が産まれた日にばあちゃんが見た竜も夜空を泳いでたはずはだ。背中には、坂本竜馬をのっけってね。

ホワイトライオット☆ 白い暴動 ☆White Riot!!!!


僕のロッキンロールクロックは、動き始めた。
まだ、時間すら合ってない僕のロッキンロールクロック!長針は、6時を指し短針は、9分を指してたんだ。

『リビドーの目覚めとロックの目覚めは同じ朝目覚める。』

始まるよ。始まったよ。流れ出したよ。僕のロッキンロール


ペタしてね