本日は3回目の海老名市議会での議会報告会でした。
議会報告会とはどうあるべきか?の原点をベースに毎年、試行錯誤を繰り返し、今年も議会改革特別委員会を中心に準備を進められてきました。
しかし、これは他市の議会報告会も同じ現象に陥っておりますが、今日の1回目、2回目を見る限り参加者の人数は年々減少、また参加者も固定化されてきております。

しかも個々の議員の意思の表明の場でもない背景もあり、議会全体でという事で、発言・意見に対して、返答をせずに、その意見を各自が持って帰るという手法を取っている事からも参加者はどのように感じているのかな?とも思います。
ここに難しさもあったりします。
個人の議員として市民から意見を伺う場合は自分の意見を伝えた上で行動が取れますし、また会派単位で各種団体と意見交換会を開催している自治体もあります。(海老名でも既に実施をしている団体もあったりします)

議員は参加会場が限られており、自分は今日だった為、参加はしませんが、来週も行われる予定ですし、今回を検証し、それを基に今後の在り方を皆で議論をしていきたいと思います。

また今日の参加者の意見で一番印象に残ったのは、第1部として公共施設の在り方についての意見募集だったのですが…
そもそも、人口減少社会を迎える今、各自治体は高度経済成長・人口が伸び行く時代において作った公共施設の老朽化問題を抱えています。
特に我々の世代はメンテナンス世代と言っても過言ではありません。
将来的な部分を鑑み、市は学校の統廃合・施設の有料も視野に検討が始まります。
今回、ご高齢の方々が参加が多かったのですが、やはり意見としては統廃合はしないで欲しい、コミセンなどでの卓球などの有料はやめて欲しいなどなど…
今日、たまたま同級生が参加をしていて、その意見としては「人口減少という背景から見ても、例えばコミュニティバスなどの例を取っても受益者負担というのは仕方ない部分もある。ただ、その線引きを明確化して、また統廃合などの基準値を明確化する事で各地域が競って良い形、新たな使い方、在り方も見えてくるのでは?それが地域活性化に繋がるのでは?」など前向きな意見を言い、参加者からも「そういう案は面白い!」との声も上がったりしました。
参考にしたいです。
ただ、残念だったのが、元々、この議論に全否定しているある政党の方が「永井くんの仕込みでしょ?」みたいな事を言ってきて…
全く違いますし、自分の意見とは違う場合にレッテルを貼る。反面教師にしたいと思います。

さて、都議選の結果が出ました。
結果としては自民党の大敗…
構図として、民主党に政権交代した時の世論に似ている印象がありますが…

党首である知事提案の議案にどう対応するか?地方議会の在り方も含め、都民ファには注目したいと思いますが…

何より、自民党は対岸の火事ではなく、今回の結果は重く受け止めなければならないと思います。

党の看板を背負った方々の落選。
その方々の無念をどう受け止めていくか。

地べたの我々地方議員も含め、国・県・市と各種議員が改めて一歩一歩の積み重ねをしていく。そして政治を前に進めていく。
信頼回復をしなくてはなりませんし、自民党が信頼を取り戻せなくては政治に信頼をして頂けないとも思います。
何より結果が求められる世界において、私自身も改めて襟を正し、行動をしていきたいと思います。