vs 町田ゼルビア | 永井秀樹ブログ『Wander of This Life』 Powered by Ameba

vs 町田ゼルビア

前期、アウェイ町田で1-5と完敗した町田ゼルビアをホームに迎えて対戦。

前半、互角以上にゲームを支配する事ができ決定機も何度か作れた。
何故ある程度ゲームを支配出来たか?
答えは単純明快、ボール支配率が上がったからだ。
勿論、相変わらずディフェンス陣の頑張りは素晴らしい。
献身的な選手の頑張りには本当に頭が下がる。

しかしせっかく奪ったボールを単純に前に蹴って、50%以上の確率で再び相手ボールにしていては話にならない。
LEVELの低いSOCCER観の人間の意見も理解は出来る。
奪ったボールを取り敢えず前に蹴っておけば自陣で奪われるリスクは無い。その場しのぎで自陣でのミスは減るかもしれない。
前に蹴ってFWが走れば、相手のディフェンス次第ではあるが10本に1本くらいは攻めになるかもしれない。
しかし10本に9本は相手ボールになる訳で、そこから再びディフェンスの時間が始まる。
相手にボールを支配されディフェンスする時間が長く、相手にひたすら走らされてるゲーム展開ではチーム1の体力を誇るDF小寺でも試合後は熱中症で倒れてる。


世界1のSOCCERを展開するバルセロナはCK.FKすら放り込まずショートコーナーでプレーを始める。
ゴールキックも極力蹴る事は無く自陣からポゼッションをスタートさせる。

カテゴリーはどうあれプロという立場でSOCCERをしてる限り常に高いLEVELのSOCCERを目指すべきだと思う。
自陣でボールを失うリスクを考えるより、自陣でボールを失わない技術LEVELの向上、プレーを考えるべきだと思う。
J2そしてJ1、LEVELの高いチームでプレーしたいと本気で思う気持ちがあるならば今のカテゴリーからTRYすべきだ。
数日前のBlogにも書いたが、U-17日本代表の選手達もチーム結成時の2年前はボールを繋ぐリスクを恐がり単純に前に蹴っていたらしい。
吉武監督が意識改革を行い、ミスを恐れずTRYし続けた結果、WORLD CUPでバルセロナのようだと称賛されるSOCCERを出来るようになった。
結局、意識の問題と本人の目指すSOCCERの問題だ。
このあたりを理解出来ない人間は一度LEVELの高いJ1チームの練習に参加させて貰い上のLEVELを感じてくるといい。ミスを連発し単純に前に蹴って顰蹙をかい恥をかいて初めて理解出来ると思う。
自分自身、叶うものならバルセロナの練習に参加してLEVELの高さを痛感してきたい。

幸い今までJのTOPチームでプレーしてきて優れた監督、コーチ、チームメイトとプレーしLEVELの高いSOCCERを追求してくる事が出来た。
特に読売クラブ、ヴェルディと、ラモス会長からはLEVELの高いSOCCERを学ばせて貰った。
対戦相手が必死になってディフェンスしてくる中を完璧なパスワーク、各々の高い個人技で翻弄していくヴェルディのSOCCERは本当に楽しかったし強かった。


勝ち点5の中に10チームが存在する今年のJFL。
頭抜けたチームがいない今シーズンだ。
ボールポゼッションで相手を圧倒するLEVELの高いSOCCERで、この団子レースを抜け出せたらなと思う。


ユウマ、ユウキ中心に守りは飛躍的に成長しLEVELアップした。
中盤も三澤、オリは能力高く突破力がある。クニ、マツ、アツシと能力は高い。テラは献身的にチームを支えてる。
FWもシュンタ、スギは動き方を更に理解し工夫すればスピードあるし相当期待出来る。
そして高いLEVELを知るエース我那覇がいるし攻めは確実に更に良くなると確信している。

LEVELの高いSOCCER、チームは簡単には出来ないし作れない。
ブレる事のないチームコンセプト、SOCCER、継続的な選手の努力が必要だ。


FC琉球というチームが、いつの日か日本SOCCER界に旋風を巻き起こすチームとなる事を信じて、更なるチーム力の向上を期待したい。いや目指したい。


40