時事通信でこんな記事が掲載されていた。
「東京都の石原慎太郎知事は２１日午後、首相官邸で菅直人首相と会い、福島第１原発での放水作業をめぐり、政府関係者から東京消防庁ハイパーレスキュー隊幹部に対して「速やかにやらなければ処分する」との圧力的発言があったとして、抗議した。石原氏によると、首相は「陳謝します。大変申し訳ない」と述べた。
石原氏は会談後、記者団に「現場の事情を無視して、（放水作業を）速やかにやれ（と指示があった）。やらなければ処分する、ということを上から言ってはいけない」と強調。さらに、「担当大臣か何か知らないが、恐らく上から来るのだろう。そんなばかなことを言ったら戦が戦にならない。絶対言わせないでください」と首相に申し入れたことを明らかにした。
また、同隊が使用した放水車の連続放水能力は４時間が限度だったが、政府側の指示で７時間連続で放水したため、石原氏は「完全に壊れた」と説明した。
一方、枝野幸男官房長官は同日午後の記者会見で「これから調査する」と述べるにとどめた。」
本当のことであれば、どんな緊急事態であったにせよ、海江田大臣の人間性を疑う。
「レスキュー隊員に何かあった際に、自分も死ぬ覚悟があった。」というのならまだ理解できるかもしれない。
戦争中に特攻隊を送り出す指令をした上官は、戦後自決された。
もちろん、今回は特攻隊ではないし、出動＝死ではない。
しかし、見えない放射線の中に行く気持ちは、死地に赴くものと似ているのではないか。
それを「処分」などという脅しともとれる言動で圧力をかけるとは・・・・
石原都知事は、帰還された隊員の方々へ、涙を流しながら、申し訳ないという気持ちと、感謝を話していた。
それが上に立つ者の本来の姿だと思う。
この記事が本当のことであれば、海江田大臣は、大臣どころか、議員である資格もないと思う。