トラベル遊夜逃げの続報 - 旅行業界ニュース18 - | なでブログ ~ 貧乏旅行記と旅行情報と台湾の色々について

トラベル遊夜逃げの続報 - 旅行業界ニュース18 -

 
 昨年のクリスマス前に、東京のトラベル遊という第3種旅行会社の夜逃げ
事件
について年明けの旅行業協会の調査、保証について発表されています。


 チケットが空港で受け取れなかった事件と言われていますが、実際には、
予約→発券・代金支払い(販売旅行会社から航空会社または、発券旅行会社)
→チケット受け渡し(空港或いは郵送など) という流れの発券・支払いが行
われていないということに至っています。


 結局被害にあった旅行者は、1200人位となり、被害総額が、1億円を超える
ものになったようです。そして、予想はしていましたが、トラベル遊が、保証
金として、旅行業協会に預託している額は、450万円で、被害総額に遠く及び
ません。恐らく、被害者には、全額支払われないと思います(あくまで予想です
)。


 つまり、本来旅行会社が取り扱う額を想定して算出された保証金以上の取り
扱いがあったということで、旅行業法自体が、主にインターネットを使って
不特定多数に、以前のアナログ的な販売以上のことが出来るようになった現状
に追いついていないということになると思います。


 時代の流れに鈍感だった旅行業界と国土交通省の問題で、旅行業法の改正

が明らかに必要だと言うこともありますが、今回の事件では、経営者の計画倒産
が問題だと思います。詐欺的要素が強いということですが、旅行業界は、建築業

界同様に、詐欺つまり人を騙すということに対しては、容易に出来てしまうという

特色があります。例えば、「豪華3日間ヨーロッパの旅」とあった場合、豪華の範

囲は、人によってそれぞれで、質を下げることも出来なくもなく、そのため、厳格

に旅行業法があるはずですが、うまく機能していなかった点と、詐欺師の経営者

の問題があったのだと思います。


 更に、旅行業協会について突っ込みたいのは、以前、1998年に「四季の旅社」
という会社の大型倒産があり、その時も、負債総額が弁済保証金の10倍ほどあり
、旅行者に全額保証になりませんでした。かなり旅行業法の抜本的な改善が必
要なのではないでしょうか。
 
 
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