こんな物いらない!! | 闇鍋日記

こんな物いらない!!

大相撲九月場所に優勝した横綱・朝青龍のガッツポーズが何かと話題になっていますが、友人からこんなメールが届きました『高見盛のパフォーマンスと何が違うの?』
私もまったくその通りだと思います。横綱の品格がどうのとか言っている横綱審議委員会の人がいますが私に言わせれば横綱の品格って何?いったい誰を手本にするの?と言いたいです。
歴史をひもとけば技量、品格共に最高と言う力士が各時代に必ず一人や二人いるものです。古くは寛政期の横綱・谷風、文政期の横綱・稲妻、幕末の横綱・初代梅ケ谷、明治の横綱・常陸山、大正の横綱・栃木山、戦前の横綱・双葉山等です。彼らはおそらく少し相撲に詳しい人なら誰もが認める大力士であり品格の点でも申し分のない人達であったろうと思います。ところが最近の横綱は今の朝青龍と同じようにただ強いだけのお相撲さんばかりです。唯一例外を挙げるならば二代目貴乃花くらいでしょうか?その貴乃花にしても立ち合いは綺麗とは言えず映像で見る双葉山の綺麗に両手をついて待ったをしない見事な立ち合いとは比ぶべくもありません。大横綱と言われる千代の富士や北の湖、大鵬あたりでも両手をつかない『ちょん立ち』ですから。
では何でこんなに品の無い横綱ばかりになったのか?私はくだんの横審に問題があると思うのです。彼らって結局のところ我々素人と何も変わらないんですよね。一番の仕事は横綱を推挙する事ですが勝手に内規なる物を作ってしまいそれによると『二場所連続優勝もしくはそれに準ずる成績』となります。こんな決まりがあるのなら横審なんて赤ん坊でもできますよ。私が本当に強い力士だったとしたら大関まで上がっておいて全勝優勝と途中休場を繰り返します。この内規がある限り年間最多勝だろうと優勝回数が20回になろうと横綱にはなれないはずですから。逆を言えばほんの何場所か強ければ横綱になれちゃうんですよ。そこには品格もくそもありません。
こんな馬鹿げた物を作って自分達で横綱に推挙しておきながら後になって品格がどうのとか言うのは明らかにおかしいと思いませんか?まだまだ言いたい事は山のようにありますがいちいち書いていたら本が一冊できてしまうので今日はこの辺りで止めておきます。ただこれだけは言っておきたいのですが今の横綱審議委員だったら相撲に詳しくしっかりとした意見の言えるやくみつるさんやデーモン小暮閣下の方がよほどマシだと言う事です。