ある業者から、こんな内容のメールが来ました。


『法令改正後は、本年8月1日より取引の額の2%以上(レバレッジ50倍以下)、来年8月1日より4%以上(同25倍以下)の証拠金の預託を受けずに取引を行うことが禁止されます。


2.保有ポジションの証拠金率変更
保有ポジションに対する維持証拠金率が2%を下まわっている (レバレッジ50倍を超えている)場合、未決オーダーのキャンセル及び保有ポジションのロスカットを行います。』


そうか、もう8月に迫っているんですね。

なーは資金が少ないので、常にレバレッジ200でした。

今年から、いろいろ考えた結果、資金を増やして、レバレッジ50にしました。


そもそも、なぜこの規制が出来たのでしょうか?

なーの考えでは、レバレッジに関係なく、1万通貨なら1銭=100円、勝ったら1円で1万円獲得。1円負けたら1万円損。これはレバレッジ200でも50でも同じ金額です。

何が違うかというと、同じ資金力の場合、同じ1万通貨ポジを持った場合、余力が違います。

この余力の考え方が、初心者には理解しにくいところが問題なんだと思います。


実際、なーの場合、この仕組みを理解したのは業者の説明書ではなく、あらゆる資金で試しまくってわかったことです(ちゃんと読んでね^^;)


例をあげます。10万円の資金でドル円1万通貨の取引をします。

このときの余力は

レバレッジ50 証拠金2万円 余力8万円

レバレッジ200 証拠金5000円 余力9.5万円

10万円の資金で1万通貨の取引するなら、

レバレッジ50の場合、8円以上逆に動いたら強制LC。

強制LCになると証拠金が足りない状態になるので、口座残金2万円弱。

200の場合、9円50銭以上でLC。口座残金5000円以下となるわけです。

業者の設定によってLC規定や口座残金が違いますし、自分で設定できるところもあります。


実際、ドル円が短期間に9円も動くことはほとんどないので、10万円の資金で1万通貨の取引なら、よほどの材料がない限り、証拠金不足の強制LCにはならないはずです。

なのに、どうして強制LCになってしまう方が多いのかというと、余力のとらえ方だと思うんです。


余力を軍資金と思い、ロットを増やします。すると、

レバレッジ50 証拠金2万円×4ロット 余力2万円    → 5円で強制LC(残金約8万)

レバレッジ200 証拠金5000円×15ロット 余力2.5万円  → 17銭で強制LC(残金約7.5万円)

極端な例ですが、どちらのほうが有利だと思いますか?

とらえ方は、人それぞれと思いますが、強制LCにあうのはレバレッジ200の例がほとんどなのは明白です。

どこかのブログで、ストップ設定の代わりに強制LCを利用しているなんて方もいましたが…


なーは、リアルとデモ口座で9000円~1000万円の資金でこの2年間研究してきました。

出た答えは、「資金がたくさんあるほうが有利」、「余力を常に多くとることが有利」、でした。

資金が少なく、レバレッジの設定が高いという条件は、上級者向き。ということに気がつきました。

始めた頃は2万円の資金でしたから、激しく間違っていました。なーの場合^^;


今回の規制、さらに1年後には20~30になるようですね。

軍資金がたくさんないと、FXも出来なくなるんですね…

ちょっと、誰を守るための規制なんだかよくわからないのですが、資金管理も大事な戦略の1つであることは間違いありません。