アンジュルム新曲でてただいま販促真っ最中で展開早すぎてもう大昔の話しみたいですが
とりあえず夏秋ライブハウスツアーの話。


10月31日ハロウィンの日、新潟にてアンジュルムライブハウスツアー終わりました。

8月から始まった2か月半ほどのツアーでしたが
なんやかんや全国行きましたね。
自分が行った公演だけでも横浜から始まり、札幌、高松、広島、熊本、名古屋、盛岡、仙台、新潟。
埼玉、大阪、福岡、甲府、長野が行ってなかったかな。
2か月半の間に北海道、東北、北陸、関東、東海、中国、四国、九州(関西は10月のホールツアーで行きます)なんてのは初めてかもしれないです。

ツアーの感想といっても、2か月以上の間にライブの印象も変わったり、その時その時違う受け取りをしたりあるのであくまで総括になるんですけども

まずこれまでのライブハウスツアーとなにが違うかというなら
このライブハウスツアーの後に、ホールツアーが決まっていたということですね。

これまでと違ってこのライブハウスツアーが全てということではなくて
ホールツアーがあって、それに対してのライブハウスツアーという内容の組み方ができるということですね。

前回の春ツアーが終わるときに、アンジュルムとしてライブハウスでのツアーとしてはもうやりつくしたんじゃないかと。
これ以上なにをすればいい?ってところだと思ったとこに、またライブハウスでのツアーが発表されて(その時点ではホールツアーはまだ未発表)ちょっと落胆したところはあったんですけども
ホールツアーと対になることで、可能性が広がりました。

そこで今回わかりやすく言えばセットリストですね。
まずいわゆる定番曲、特にスマイレージ時代の3大代表曲「スキちゃん」「夢15」「有頂天LOVE」もないですし
というか、スマイレージ時代のシングルメイン曲は「新しい私になれ」だけです。
その代わりに中盤にスマイレージ時代のいわゆるかわいい曲がならぶコーナーがありまして
「天真爛漫」「パン屋さんのアルバイト」「女ばかりの日曜日」「サンキュ クレームブリュレの友情」「自転車チリリン」
久しぶりの曲や比較的よくやってる「パン屋さん~」「自転車チリリン」などですが
これが聴きたかった!こういうアンジュルムが見たかったというヲタも多かったと思います。
特にアンジュルムになってそういう曲がないので(っていうかこの時点でシングル二枚しか出してないのでしょうがないんですが)
ちょっと不安になっている人には、こういう魅力が見れたのはうれしいとこかもしれません。

アンジュルムというのはとても多面的な魅力があるグループで、それこそその状況であったりなんなりでいろんな面を見せてきます。

例えば対バンとかのガンガン盛り上げていくとこ、ミュージカルで見せる表現、ライブハウスでの楽しい親しみあるステージ、武道館とかでのバラエティ感あるステージ
曲ごとにも多様な面を見せていきますし
だからそれゆえになにをきっかけに好きになったかとか、どういうとこに魅力を感じているかそれもヲタそれぞれで
だから「どんなアンジュルムも好きだ」って人もいれば、「こういうアンジュルムが好きだ」って人もいて
それゆえ「期待してたものと違う」って思われる率もけっこう高いような気もするんですけど
でもそういうのを見せられる場の選択肢としてホールとライブハウス、そして武道館のようなアリーナを使い分けられればそれはいいんじゃないかと思います。

例えば自分は佐野元春さんのライブに行くんですけども、彼も今年はライブハウスツアーとホールツアーを行うということで
ライブハウスで今一緒にやってるバンドで新しいアルバムから曲を中心で
ホールでは往年の代表曲などを含めた35周年のオールタイムベストみたいなツアーになるそうです。
ほかのアーティストでもこういうツアーやライブの見せ方というのも今や一般的な感じもします。

もちろんセトリだけじゃなくて見せ方もかわるわけで、こういう形が定着すればヲタとしては楽しみが増えるってとこです。

そしてその今回のアンジュルムのライブハウスツアーでしたが、
初日は意外なセットリストの驚きから始まって
このツアーの途中でつんくが著書と出版したと同時にハロプロのプロデューサーから離れたということが公式に発表された時には、つんくトリビュート的な感覚で受けた時もありました。
最終的には曲というこだけじゃなくて、MCのくだらないトークや曲中のメンバー同士のやり取りとかそういうライブ全体のすべてを含めて
スマイレージ時代からのつんくの描く乙女的楽曲の世界観と繋がったもので
グループ全体、ステージ全体から溢れるその自由で楽しい「女子」の世界。
それがライブハウスというクローズな場所だからこその表現のようになって見る人に伝わったたんじゃないかと。

広島公演のトークであやちょが「女子高ノリは男の人はヒクからほどほどにしたほうがいいいって言われたけど…」的な話をしていて
表面的には女の子同士でわいわいやっていることを言うんでしょうけど
まぁ自分は女子校の事は知らんですけど。
大人や男の決める尺度やルールや成功とか、いわゆるミスコン的な評価基準、接待感覚そういうのから自由でいる女子の姿というかそういう姿勢ですね。
それを見せることが彼女たちの魅力であり、その仕事だと思うし
つんくの描いた世界観っていうのもそこだと思うんですよね。

アンジュルムとしては、現在ではつんく作品から離れた楽曲をリリースしてまして
中には「ハロプロぽくなくなった」と感じる人もいるようです。
まぁそれはしょうがないですよね、つんくじゃないんだから。

とはいえ今年つんくから離れた後の楽曲も好評で盛り上がっているし
つんくプロデュースじゃなくなってもこれから沢山の楽しい曲がアンジュルムに提供されると思うけど、
「パン屋さん」「チリリン」とかあぁいう歌詞世界はつんくの才能ありきなんで… 今のツアーはある意味 つんくトリビュート的なライブとして楽しんだとこもありました。
つんく乙女ワールドの最高傑作の数々を、直系現役表現者たちで見聞きできるのはアンジュルムのライブだけ! そう言いたくなります。

そしてその軸はたとえ曲がどうかわろうとグループの本質はかわらないっていうとこでもあるんじゃないかと。

きっとホールツアーではまた違う姿を見せてくれるはずです。
もしかしたらちょっとよそ行きかもしれない、ちょっとカッチリやるかもしれない(笑)
それはわからないですけども

このライブハウスの楽しさという場所もあるんだよというその一つの答えも見えたようなツアーでした。

さあ「約束の地」=ホールコンへ行こう。


セットリスト

01.七転び八起き
02.臥薪嘗胆
03.新しい私になれ!
04.乙女の逆襲
05.大人の途中
06.天真爛漫
07.パン屋さんのアルバイト
08.女ばかりの日曜日
09.サンキュ!クレームブリュレの友情
10.自転車チリリン

11~13回替わりソロ曲

14.ブギートレイン’11
15.新・日本のすすめ!
16.涙GIRL
17.私、ちょいとカワイイ裏番長
18.大器晩成

アンコール
19.魔法使いサリー
20.シューティング スター