土曜日にさいたまアリーナで韓国のガールズグループ、少女時代のライブを観てきたわけですが

その内容についてのことはまた後ほど書くとして

ちょっと思ったことを…

べつにこれから書くことは特別に少女時代をディスってるわけじゃないですが

せっかく楽しい気分で「あぁ~素敵だったぁ~」「よかったぁ~」となっているとこに水を差したくないので、

検索で来て、不愉快になるかたは読まないほうがいいかもです。

そして実際に素晴らしい公演だったと思います。

と前置きをしまして、まあなにしろさいたまアリーナ満員であります。

なかなか大箱の公演、特にSSAに足を運ぶことが少ないで、保田圭の卒業公演を思いだすくらいの感じです。

外タレで何度かきてますが、なかなかここまでっていうのは最近少ない印象です。

それも地方でもアリーナクラスで公演を行ってジャパンツアー全日程で16万人だか動員する予定で、じっさいにチケットも売れているとのこと。凄いです。

私も実はとても見やすい席で観ていました。

やっぱり気になるのが実際に歌ってるのか?ってな話なんですけど

序盤、完全な口パクで数曲進み、このまんまずっとじゃねえだろうな?と思ったら

ハンドマイク持ってしっかり歌うとこは歌ってました。

激しいダンスが伴う曲は口パクがほとんどです。

ステージの構成としてはセンターステージとメインステージで主にダンスを伴う曲を見せますが、ミュージックビデオやテレビの歌番組でのパフォーマンスと基本的には同じフォーメイションで動く

それが大きい会場では動きが小さく見えてしまうんですけどね。

あとは花道のように広がったステージの四方にメンバーが散ってそこで歌う(そこを船で移動する仕掛も!)感じです。

あとソロは各メンバーにありますが、各メンバーの個性に合わせてか歌を聴かせるメンバー、ダンスを見せるメンバーといました。

じっさい歌は上手いです。ダンスも上手いです。

それでも両方をいっぺんに行うというのは難しいんでしょうかね?

たぶん凄く鍛えられている子達だとは思うんです。

それでもやっぱりステージの完成度を優先するんでしょうか?

それとも主に日本語の曲が口パクだったので、そのへんが難しいのか?

でもアンコールで生歌で踊りながら歌った曲とかは、やっぱりフォーメイション移動しながら歌うだけでもかなり不安定になっていたし

(それはそれでライブ感で悪くはないと思うんですがね。アンコールとしては)

別にこのグループに難癖つけてるわけではなく、じっさいに大箱で観ているアイドルグループのショー、例えばパヒュームであったりAKBであったり

もうみんな口パク。もちろん演出意図があってなんだろうけど。

逆言えばアイドルっていうジャンルはそういうのを気にしなくても、ショーとしての楽しさを追求できるし、

だからこそおもしろいことができると。

そして大好きなかわいい、美しい女の子がそこにいることが一番ってこともわかります。

この少女時代のライブも3時間にわたって、映像や演出を使って楽しませてくれます。

だからけっきょく日常的にハロプロがあって、℃-uteやモーニング娘。がアイドルを観る基準になってしまっているせいというか…

よくハロヲタは他を認めないとか、視野が狭いみたいに言われるけど…

しょうがないんですよやっぱり。

だって踊りながら歌うっていうのが最低基準なんだから。

でもそれゆえに例えば他のステージを観て、そこの良さが入ってこないっていうのはそれはそれで残念な話でしてあれなんですけど…

やっぱり去年までのモーニング娘。それも12月の横浜アリーナとかが基準でインプットされてしまっていると…ねぇ…

とはいえ別にハロプロが万能なわけではないし

たしかにつんくの楽曲は癖があるし、まあ単純にいろいろ問題もありますよ。

映像もセンスなかったり、安っぽかったり…

じっさいに集客でもこうやって負けてしまうわけですから、よそのさまざまそういうグループのほうになんか決定的な魅力の差がで負けているんだろうし

それにしてもやっぱり踊りながら歌ってそれがちゃんとステージで発揮できるっていうのはけっきょくハロプロだけなんだろうか…

じっさい外タレとかでも、ふつうにダンス曲は口パクだったりして、観る側もここはダンスを見せる演出のパートだからと割り切ってるしなぁ

(まあどっかのミリオングループみたいに合唱曲まで口パクってのはどうかと思うけど()

だからこそロサンゼルスで娘。がLIVEやった時に現地の人が、「マジで歌ってるよ!」ってビビったらしいし。

だからそういうのを普通に思っていることの幸せさと不幸せだだよね。

ライブなんだから歌って当たり前だろ。まあそりゃそうなんだけどね…

とはいえ歌うことが前提になっていることで、当たり前だけど人間なんで動きとかに限度がでてくるわけで、それが見映えとかでマイナスになるのかな。

それともやっぱり生歌でガンガンっていう暑苦しさが流行らないのか…

こういうと批判もあるかもしれないけど、たしかにモーニング娘。以前にも踊って歌うアイドルというのは沢山いたわけですが

今のアイドル=踊らないとダメみたいのは、やっぱりモーニング娘。以降だとは思うんですよ。

それで実際に少女時代やワンダーガールズとか韓国のガールズグループっていうのも、当然モーニング娘。が一つのモデルとして作られたわけですよ。

でも踊って歌うっていうのは特殊技能なわけで、それを鍛えていくノウハウ。そしてなんといってもLIVEという現場経験でしか作れないんですよね。

いくら歌上手い子を集めて、歌のレッスンをしても。いくらダンサーみたいな子を集めても、それじゃできないんですよね。

それに歌だったりダンスだったりの力をフルに発揮するには分けたほうがいいわけですからね…

映像では歌わなくていいし、レコーディングでは踊らなくていいから、それで作れるんですけど。

けっきょく現状、ほとんどの人が「ハロプロを知らない」か「ハロプロしか知らないか」というね。まあ前者のほうが圧倒的に多いわけですけど

そしてハロプロがなど存在しないくらいの前提(要は踊りながら歌うなんか不可能だからそんなもん望むな)でアイドルが観られていて

逆にハロヲタからしたら、口パクで熱も伝わらないで面白くもないで切り捨てになる。

そして今存在するほとんどのアイドルにとって、ハロプロっていうのは一緒にいられると困るような存在なのかもなぁ~っていう。

まあ映像やミュージックビデオでは関係ない話ですけど。

なんてことを思ったさいたまアリーナ。

そして私は翌日(日曜日)本当のLIVEを観に大阪へむかいました。