傷口が落ち着いた約一ヶ月後から放射線治療が始まりました。
副作用については個人差もあるようですが,私は全くと言って良い程不都合に感じたことはありませんでした
しいて言うなら平日毎日通わなくてはいけないことと後半に差し掛かり多少日焼けしてきたこと位
治療時間はほんの数分だし,最初は抵抗もあった胸見せ?もいつの間にか何も感じなくなるもんです。笑
更なる治療法は放射線治療後の外来で最終決定。
最終病理を出してもらい今後の治療について担当医と相談するのですが,本当に本当に...迷いました...
通常だと
《 手術⇒放射線治療25回⇒ホルモン治療5年間(内服+注射) 》
という流れになるのが標準治療のようです。
が。私の場合若年性ということもあり,近い将来挙児希望かどうかによっても治療法を変えることもあるとのこと
◯確率は年齢的にかなり低いがゾラデックス使用により閉経する可能性が0ではないこと。
◯5年間標準治療完了まで続けると35歳に以上の高齢出産年齢になるため,妊娠・出産共にリスクが上がる。
主治医いわく,
『今後妊娠を希望しているなら放射線治療あとは無治療の選択肢もある。可能性は少ないけど,万が一ホルモン治療で閉経してしまったら子作りは不能になる。5年間治療をやり切ったあと妊娠に取り組むのも勿論良いと思うけど,あなたの場合再発する確率より高齢出産においての様々なリスクの方が高くなると思うよ。』
と...。
私の担当医は,勿論患者の状況により異なるとは思いますが,若年性の患者さんを多々見ているのかかなり術後の妊娠において積極的のように感じます。
他の先生の意見もまた聞いてみたい...。
またまたG研病院に紹介状と病理の結果を用意して頂きセカンドオピニオンに行ってみることに。
やはり,I先生の見解としても似たような見解ではありましたが,数年治療をして中断し出産を経てからまた再開する患者さんも少なくはないとのこと。
あ,かきりつけのM病院では組織グレードが2と言われましたがG研では1ではないかと言われました。(病院によって見解変わるの??)
結局のところ,こうなってくると患者が本人が納得するかどうかな訳ですよね
標準治療は決まっている訳だから。
結局どうするのが一番良いのか判らなくなり,相談室にメールで相談までさせて貰っちゃいました。
その内容が ↓================================
今年30歳、子供なし。1ヶ月前に温存手術をしたものです。今後の治療についてご相談させて下さい。
先日病理の結果が出たのですが、下記と説明をうけました。(コピーをいただけなかったので、自分でメモを取った結果になります。)
浸潤性乳管癌ステージ1
しこり6.5mm程(手術前のエコー上で。)
浸潤部分4mm×4mm
ホルモン(+ 90%)エストロゲン(+ 90%)
組織グレード2
核グレード2
ki67...6%
HER2(-)
術前の病理にてホルモン療法になるであろうと説明を受けていましたのでそのつもりでおりました。
が、先日担当医より術後の結果を見る限りではホルモン療法を受けなくてもよい選択肢もあると聞かされ大変迷っております。
おそらく年齢的にこれからの妊娠出産についての考慮をして下さってのことかとは思いますが、優先順位としては第一を再発防止を望んでいる旨を伝えました。
そこで、与えられた選択肢は下記になります。
(1)ゾラデックス2年+タモキシフェン5年
(2)放射線治療後は無治療
担当医の方からは『抗がん剤は不必要 。ホルモン療法についても妊娠を望むうえでの副作用を天秤にかけると自分ならやらない。』とのことでした。
そこで、お伺いしたいのが
①抗がん剤は確実に不必要で良いのか?
②ゾラデックス2年+タモキシフェン5年治療の再発率
③ゾラデックス2年のみの治療の再発率
④ゾラデックス2年+タモキシフェン2年の再発率
(標準治療で5年のものを2年など減少することでのリスクもあれば教えて頂きたくおもいます。)
⑤無治療の場合の再発率
⑥核グレード、組織グレードが2で無治療の選択肢はありなのか?
⑦例えば出産をしてから治療を開始するでは無意味なのか?
第一優先順位としては、無再発が第一条件なのですが、今後出来ましたら妊娠も望んでおります。もちろん命あってのことなので、一番後悔のない選択をと日々模索しております。
お忙しい中で恐縮ではございますが、ご回答頂けましたら幸いです。
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相談室へのご質問にお答えいたします。参考にしていただければ幸いです。
リンパ節に関する情報がないのですが、リンパ節転移はなかった(n0)ということでお答えします。
1) いわゆるLuminal Aと呼ばれるタイプなので、抗がん剤治療は必要ないと思います。
2) 無治療でも10年間の再発率は5~10%程度と考えます、ですから、ゾラデッックス+タモキシフェンで2~3%程度再発率が下がると思います。
3) ゾラデックスのみという治療のデータはないのでわかりませんが、ほぼ同程度かやや低い程度ではないかと思います。
4) タモキシフェン2年と5年は、リンパ節転移がある場合の比較のデータがあり、5年内服した群の方が再発率が低いことがわかっています。
5) 2)でお答えしたとおりです。
6) 上記のように無治療の再発リスクが低く、治療による再発リスク減少が小さいので、治療による副作用が強く、副作用によるデメリットが再発減少のメリットより大きいと判断されれば無治療という選択肢もあると思います。その場合、組織グレード2はあまり考慮されません。
7) 意味がないことはありません。今まで述べたように基本的な再発リスクが低いので、先に妊娠出産、その後に治療という選択肢もあると思いますし、何年か治療してその後治療を止めて妊娠出産にchallengeする方法もあると思います。
乳がん治療研究会
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と。
結局色んな所に相談しまくり,迷いに迷って今は経口ホルモン治療のみの選択になり薬を貰うため3ヶ月に一度受診しています。(1年強前の出来事を思い出しながら書いてます。)
ゾラデックスは閉経の可能性と更年期傷害の副作用から担当医と話し合い選択せず。
病理の結果次第では抗がん剤も視野にはいっていたでやはり無治療は選択出来ませんでした。
今もまだ外来のたびに妊娠のタイミングに迷い考えています
乳ガン治療後,または中断されて妊娠に挑んでいる方の情報があまりに少なく(私が探しきれていないせいかもしれませんが)考えれば考えるほどどうするべきかはわかりません
きっと自分の中では本当は5年治療をきっちりやること(最近では10年..という流れにもなってきていますよね。)が将来一番納得できるんだとは思いますが...。
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