皆さまこんばんは。
キャリアカウンセラー工藤倫子です。
国家資格となり、第1回目の
キャリアコンサルタント試験が
学科、論述、実技、全ての試験が昨日終了しましたね。
受験された皆さまお疲れさまでした。
私は今日も銀座にて
キャリアコンサルタント養成講座を担当していました。
授業も中盤にさしかかってきまして
皆さん、どんどん悩んでいます＾＾。
すんなり理解が出来るほど
甘い世界ではありませんから
誰もが通る道。
悩んで落ち込んで当然です＾＾。
私は最初の5年は常に悩んでいました。
カウンセリングが終わるたびに
「これで良かったんだろうか・・・」
と落ち込む日々。
今は少しは分かってきましたが
それでもまだまだだと思っています。
だいたい皆さん躓くところ、出来ないと感じているところは
ほとんど一緒です。
そのひとつが
クライエントの「問題」に興味を持つけれど
クライエント「本人」に興味を持っていないということ。
自分本位でしかクライエントを見ていない
ということです。
クライエントの問題を解決してあげなきゃ
クライエントの悲しみを理解してあげなきゃ
クライエントの方向性を定めてあげなきゃ
これがクライエントに寄り添っているのだと
勘違いしているのです。
自分が「してあげなきゃ」「するべき」と思っているのは
どうしてなのか？
コンサルタントとして評価されたい
クライエントに「何だか物足りなかった」と
思われたくない
試験に受かるにはどうしたらいいのか
どこかにこんな気持ちがあるからでしょう。
クライエントに「好意的関心」をもって聴く
ということですけれど
初対面の方にどうやったら「好意的関心」を持つことが
出来るか？
クライエントの問題ばかり聴いているから
本人に「好意的関心」が持てないのですよ。
もちろん、最初から「好意的関心を持って」臨むのですが
誰しも最初からそれが出来るわけではないと思います。
その人のことを知れば知るほど
「もっと知りたい」
と思い、クライエントもまた
「もっと話したい」
と思う。
その様な関係構築が出来るといいのですが・・・
その感覚を早くつかんで欲しいなと
一生懸命お伝えしているのですけれどね。
どうしても最初は「技法」に囚われてしまうのですよね。
それもまた仕方のないことだと思います。
練習あるのみ。
普段の生活でもそうだと思うんです。
「あいつ、イヤな奴」
と思っていても、一度飲みに行ったら
意外と面白い人だった。
家族の話をしている姿を見たら
何だか結構いい人に見えてきた。
最初の印象が悪くて勘違いしていたけれど
趣味も同じで意気投合した。
なんてことはよくありますね。
よく知りもせずに
嫌い
許せない
苦手
と思い込んでいることは多いものです。
苦手と感じているから、ますますじっくり話す機会もなく
距離が縮まらない・・・。
もちろん、どんなに話しても好きになれない人も
いるかもしれません。
でも、私は苦手、嫌いと思っていた人と
じっくり話してみて、「もっと嫌いになった」
という経験はほとんどないです。
「分かろうとしていなかったんだな」
ということに気づき、ハッとすることがほとんど。
じっくり、じっくり
周囲の人を観察したり
話しを聴いたり
その時に感じる自分の内なる声に
耳を傾けたり
してみて下さいね。
聴けば聴くほど
好きになるかもしれませんよ！
今日もあなたの幸せを願っています。
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