12月4日に岩手・釜石市で炊き出しボランティアをしてきました。市内のボランティアセンターから山を越えて40分くらいの荒川地区の集会所で、近くの仮設住宅で暮らす被災者のみなさんに、芋煮や長野からの支援物資のリンゴなどをふるまいました。
18世帯のうち15世帯の方が参加してくれ、要望などを聞きました。「公営住宅をどこにたてるか行政と相談しているが、まったく進まない。」「住宅の再建も不安だが、今日明日の暮らしが心配」「4ヶ月たっても畳が入らない。仮設は寒くて畳なしではどうしようもない。」「冬をどう乗り越えたらいいのか」など、将来の心配だけでなく、今日明日の暮らしの不安・要望が出されました。
仮設住宅をまとめている班長さんは「市内の仮設住宅で畳がないのは私たちだけ。防寒対策もまったくされていないので共産党は議会で要望とりあげてほしい。」と切実にうったえました。
被災地の視察も行いましたが、9ヶ月あまりがたってもがれきの山が残っていたり、震災からまったく手つかずの場所もあり、復興は進んでいないことがわかりました。野田政権は、被災地の声をきいて復興に全力をあげるべきだと感じました。
参加者からは「初めて参加したが、現場をみて津波のすごさを実感した。被災者のみなさんの話は貴重で畳がまだないことなど知らないことが多かった。」「もっと被災者の方の話をききたかった。」などの感想がよせられています。