原発でなくても自然エネルギーで人間が必要とするエネルギーは確保可能なはずと考え、地球に降り注ぐ太陽エネルギーの量と世界のエネルギー消費量の正確な数字を調べてみました。

 

丸善の出版するエネルギー百科事典によれば、太陽から地球にやってくる太陽エネルギーは173兆kwh (173×10¹²kwh)で、年間151京5480兆kwh(約152×10¹⁶kwh)ということです。 これに対して2016年の世界の1次エネルギー消費量は、EDMCエネルギー・経済統計要覧によれば、137億6100万石油換算トンとなっています。これをkwh単位に換算すると約160兆kwh(160×10¹²kwh)です。つまり太陽から地球に降り注ぐエネルギーの総量は人間が使っているエネルギー量の約1万倍ということです。

 

このように太陽光や風力など自然エネルギーで人間が必要とするすべてのエネルギーを生み出すことは原理的には十分可能です。自動車、製鉄、暖房などに使われる燃料も直接または間接的に太陽からのエネルギーを利用することができます。そうなれば石油や石炭、天然ガスなど化石燃料を使う必要もなくなり、CO2を排出せず地球温暖化防止に役立ちます。

 

原発ゼロでもエネルギーは大丈夫です。