統一地方選前半の結果が出ました。県議と政令市の市議について、多くのマスコミは「立憲増加、国民大幅減」と報じています。立憲にとって、民主党時代からの議員の多くが国民民主党に残り現職議員が少ない中、新人、特に女性候補を多く擁立し、当選議席数を大きく伸ばすことができました。立憲の理念が次第に浸透し、多くの皆さんからの支持がいただけたものと喜んでいます。

 

国民民主党は元々現職議員は立憲に比べて多かったはずですが、党のイメージが明確でないため議席を大きく減らしました。

 

一強安倍政権に立ち向かうために、旧民主党の再結集を進めるべきとする識者の意見が高まっていることは私も十分承知しています。問題は再結集の中心となる軸をどこに立てるかです。原発ゼロを主張する立憲が原発再稼働を主張する人と一緒になって、有権者が支持してくれるはずがありません。旧民主党が再結集するためには「原発ゼロ基本法」が原発エネルギー政策の軸にならなくてはなりません。それ以外の政策は、もともと同じ政党に所属していた議員が大半ですから調整は可能です。

 

もう一点再結集する場合に、参院選を目前にしてまた新しい名称を名乗ることはできません。名称は一昨年の総選挙で1100万人を超える有権者の支持を得た「立憲民主党」で行くべきです。そして枝野政権実現に向けて行動すべきです。

 

法律的にはいろいろな形があり得ます。国民の皆さんから見てすっきりした形での結集を図ることができるかどうかが何よりも重要です。