今日の衆院経産委員会で、立憲民主党の宮川伸議員が東海第二原発について質疑に立ちました。現在の経産委員会の立憲のメンバーには原発や再エネに詳しい議員が揃っており、新人の宮川伸議員もその一人です。

 

東海第二原発は日本原子力発電株式会社の原発で、再稼働を目指しています。安全対策工事には数千億円もの巨額の資金が必要で、原電はその資金の大半を東電から資金提供を受けようとしています。しかし今日、経産委員会に出席した東電の副社長は資金提供をするかどうかは決めていないと明言しました。原子力規制委員会の更田委員長は「東電からの資金提供が無ければ安全対策工事はできず、再稼働は認められなくなる」という趣旨の答弁をしました。東電の資金提供が決まっていないのに原子力規制委員会が、40年の稼働期間を60年に延ばして東海第二原発の再稼働を認可したのは明らかに間違いです。

 

原子力ムラと経産省は原発が採算的にも成り立たないことを知りながら最後の悪あがきをしています。安倍総理は長年原子力ムラに従順に従ってきた政治家です。安倍総理を引き上げた小泉元総理を見習って、原発ゼロにかじを切ってほしいけれど、とても無理のようです。小泉元総理が言うように安倍政権が続く限り原発ゼロは実現できないので、安倍政権を倒すしかありません。