2月16日から1週間の予定でフランスを訪問します。フランスでは3・11をはさんで福島原発事故の時の日本の総理官邸の動きを中心とした映画「太陽の蓋」が全国的に上映される予定になっています。その映画の上映をきっかけにチェルノブイリ事故の後に創設された市民放射能測定所(クリラッド・CRIIRAD)など原発に関心を持ついくつかの団体に招かれ、講演や討論会に参加する予定です。

 

フランスは原発への依存度が高い原発大国ですが、かなり雰囲気が変わってきています。世界最大の原子力企業「アレバ」も原発の建設費の高騰で業績が悪化し、名称も「フラマトム」に変わりました。日本でも廃炉が決まった「もんじゅ」のような高速増殖炉の開発はフランスでもストップしました。ドイツだけでなくヨーロッパの多くの国が原発から再生可能エネルギーに転換していることが影響してきています。私から見るとフランスはドイツに似た地形ですから風力発電に向いているはずですが、フランスでは風車はほとんど見ません。フランスも再エネに転換するようにアドバイスしたいと思います。

 

フランスで全国的な上映が決まった「太陽の蓋」ですが日本では映画館での上映はなかなか広がらず、その代わりに自主上映が広がっています。自主上映を希望する方はいつでも私の事務所にご相談ください。