昨日視察したオンカロはフィンランド南西部のバルト海に面したオルキルオト島に建設されている。ここにはすでに2基のオルキルオト原発が稼働し、現在3号機が建設中。



▲オルキルオト原発1号機(写真右)と建設中の3号機(写真左)


  この3号機はフランスのアレバ社製で、1基で出力160万kwいう巨大なもの。格納容器が二重で飛行機の衝突にも耐えられるという。そしてメルトダウンしても再臨界にならないようまたメルトスルーしないようにコア・キャッチャーが設けられる最初の原発という。

  しかし、予定期間の2倍かかっても完成しておらず、建設費も当初予定の3倍近くになりそうだという。


 フィンランドでは、電力については原発依存率が高く、最終的には60%まで原発を増やす計画。最終処分施設が建設できても、それで原発自体がが安全になったとは言えなず、安全性を高めようとすれば、コスト高になる。


  フィンランドはバイオマス資源が豊富で、風力発電の適地もある。再生可能な自然エネルギー中心にエネルギー転換してほしいものだ。