日本メンタルヘルス協会:衛藤信之のつぶやき

心理カウンセラー衛藤信之があなたに届けるメッセージ。


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 桜が咲き、本格的な春の到来で、寒さで緊張していた肩を少しゆるめても良いかなぁ~と思える季節です。


 また、この時期は出会いと別れの季節でもあります。


 卒業、入学、就職、新居とあわただしく人間関係が変化する季節でもあります。新しく縁を結んだり、過去の関係を見直したりと…


 誰かにプレゼントをいただいた時などは、僕の不器用さで包みの紐をほどく時に、さらに強く結んでしまうことがあります。
 結び目をほぐす時のほうが、結ぶ時よりも、とても根気が必要になります。


 人の縁も同じことが言えます。離婚の相談にのっていると、愛を結ぶ時よりも、ほぐす時のほうが、辛抱がいるし、苦しいものなのです。


 新しいリボンを結ぶ時には、真新しかったリボンが、ほどいた後には、互いのリボンが影響しあって、結んだ強さと、過去の幸せの名残がそこに残ってしまう。思いのほか入りくんだ二人の関係の深さに、その結び目の固さに、涙を流しながら二人ほぐしていく…


 出会った時の幸せな日々には、その関係を苦しみながら解く日が来るなど、当時の二人は想像もしなかったはずです。


 そうやって、すべての別れは、その結び目をほぐす時に、年月の長さと、思った以上に深く絡まってしまった結び目の強さに驚いてしまうものです。

 だからと言って、それが分かっているから、最初から結び目をゆるめると、大切な「心」が包めない。だから、それが分かっていても、次もしっかり結ぶ。そうやっているうちに人は強くてしなやかな縄になる。


 人間という縄は、風雪にさらされるほどに、その強靭さと、しなやかさが増してゆきます。そして、それが人間の深さと人間味に変わるのです。


 だから、もう誰とも縁を結ばないなんて臆病にならないで、前を向き、新しい旅立ちを!







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