たまには、お勉強した話を書きます。



小児科の病気で、大人もかかる病気があります。


たぶん、一般の内科医(勤務医はもちろん、一般開業医の内科医師も含めて)のほとんどは、手足口病や、りんご病、ヘルパンギーナなど、子供に多い病気が大人にかかっても風邪として診ていると思います。

(自分はちゃんと区別して診断しているという内科医の皆さん、ごめんなさい。でもほとんどの内科医はこんな病気意識してないと思うのですが。)

わたしも、つい2月前までそうでした。

(時々成人のりんご病などが雑誌のクイズに出たりすることはあるのでそういう病気があると、頭の片隅にはおいてはあるのですが・・・・)


はしかなど、重症化する病気は別ですが、子供の病気は大人もかかるし、ほとんどは風邪と区別がつかず自然に治ります。

ですから、特に知っておかなければならないわけでもなく、治療方法も、病気の名前をつけたからといってそんなに変わるわけではないのですが・・・・。



当院は、小児科があり、小児科医がいるため、いろいろ教えてもらうことが多いです。

また、「子供(孫)がこの間ここで診てもろとるんやが、私もおんなじようになっとる」といわれる方もおられ、改めて、「ヘルパンギーナの喉はこうなっとるんやな~」 「手足口病はこんなになるんやったんやな~」と、昔、医学生だったときに習ったことをすっかり忘れている自分を反省し、小児科医の妻にいろいろ教えてもらっています。

(大人でも、子供同様のまったく典型的な、症状が出る方もおられます。)


診断する必要性は、あまりないけれど、患者さんにちゃんと診断名や病気の内容などを説明できて、ちょっとうれしい、それぐらいのお話でした。