前回の続きです=====


帽子を落とさなくなった吾郎に=====


キーンは何かが違うと感じていた=====


その後もなんとか落ち着いたピッチングで抑え=====


2打席目のシルヴァもキャッチャーフライでしとめた=====


制球もスピードもしっかりしていた=====


ノーアウトランナー1塁で、送りバントでワンナウト2塁=


そこで、バッターはシルヴァを迎えた=====


吾郎はコーナーにきっちり決め追い込んだ=====


その時、シルヴァはあることを感じていた=====


あのワールドカップの吾郎と印象が違う=====


強烈な威圧感が吾郎から消えていると=====


レフト前ヒットで、セカンドランナーはホームへ=====


ここまで、無失点だったが、1点を取られてしまった=====


メジャー昇格はかなわなくなった=====


7回をなんとか抑え、自分から降板した=====


試合終了後、吾郎は一人たそがれていた=====


メジャー昇格が保留になったくやしさもなければ=====


イップスを克服出来た喜びもなかった=====


そんな中、シルヴァが現れた=====


シルヴァはこう言った=====


勝負どころで燃えて向かって来ねぇお前なんか怖くねぇ=


それじゃ、メジャーでやっていけねぇぞ=====


理解が出来なかった=====


それから、アリスから電話があり、メジャー昇格=


イップスが治ったとみて、声がかかったのだ=====


インディアナポリスへ向かう前、オリバーのところへ行った=


今までの自分とは何かが違う=====


ほとばしるような、闘争心が沸いてこない=====


オリバーに言った=====


だが、それはイップスの原因ではなかった=====


吾郎が目標にしていたギブソンとの対決を終えた事で=


吾郎自身が何かに満たされてしまったのかもしれないと=


新しいモチベーションを見つけていかないといけない=


そういい聞かされた=====


その後、ホーネッツと同僚の奴らと会った=====


次の日、吾郎は先発をまかされたが=====


復帰第一戦、苦しいマウンドになっていた=====


イップスの異変はまったくなかった=====


3回も持たずにノックアウト=====


吾郎は、プロには向いていないのかもなと思い込んでいた=


その頃、ジュニアも大ブレーキで不調であった=====


打率も急降下し、スランプ状態であった=====


スタメンから外され、落ち込むジュニア=====


その夜、自らギブソンのところへ行き=====


スランプの原因はなんだかわからないと言い告げた=


だが、ギブソンは冷たい返事であった=====


スランプってのは、何年もメジャーで実績を積んだ奴が=


陥る不調のことだ=====


誰もがそうして、苦しんで悔し涙を流して=====


一流のメジャーリーガーになっていくんだよ=====


スタメン落ちしたくらいで、相談しに来るなんて甘ったれるな=


ジュニアは怒って帰っていった=====


ギブソンはジュニアのスランプや吾郎のイップスも気にかけていた=


数日後、レイダーズとホーネッツの対戦が始まった=====


先発は吾郎、落ち着いたピッチングで安定していたが=====


レイダーズ打線も手ごわかった=====


ワンナウト1塁で、バッターはジュニア=====


メジャーでの二人初対決=====


制球重視でジュニアを追い込む吾郎=====


ジュニアは打った、ダブルプレーでスリーアウト=====


あの時はまるで違うしょぼい対決であった=====


結局、ホーネッツは負け3連敗=====


吾郎のピッチングも途中から崩れ始めていたのだ=====


その夜、オリバーから電話があり=====


ギブソンから電話があって心配していたと告げられ=====


吾郎は気にかけた=====


5日後ー 吾郎は明日の先発予定を控え=====


交流戦の相手、シカゴバイソンズの本拠地にいた=====


練習してたところ、ある重大な話を聞く=====


ギブソンが現役復帰すると宣言したのだ=====


事実上、引退する言われていたが=====


明日の先発に私は投げると言った=====


そのことは、ジュニアにも伝わった=====


試合前に、吾郎はバッティング練習をしていた=====


そこにギブソンがベンチに現れた=====


続きは次回へ=====


























では('-^*)/



















   ボンゴレ