「RODEO TANDEM BEAT SPECTER」ミッシェル・ガン・エレファント | 君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)

君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)

中学から買い始めたCDがあまりに増え、自分で何を持ってるか把握出来なくなってきた。そのため同じCDを2枚買うという事件を産むこととなる(4回)。

この悲劇を五度繰り返さぬよう一枚一枚確認していこうという、

ブログにするほどでもない内容のブログなのだ。

rodeotandem

失恋をした時、
仕事を辞めた時、
自分を見つめ直したくなった時。

人は何故だか、旅に出たくなる。

見知らぬ土地で、
見知らぬ人と逢い、
見知らぬ風に吹かれていると、
本当の自分が見えてくる。


みたいな事をよく見聞きするけど、
ホントなの?どうなの?
自分に酔ってるだけじゃないの?

俺は当然、途中で絶対寂しくて泣きたくなるので、
一人旅などしたことがない。
そもそも旅自体、そんなに行ってない。

しかしそんな俺にも、旅バトンが回ってきた。
これまでに経験した旅行についてのバトンだ。

愛称はビバトン。

少しの間、ビバトンとタンデムを楽しむとしよう。


【今までで最高に良かった国内旅行先】

2年前の夏に行った新潟です。
行ってみると、イギー・ポップやボビー・ギレスビーが居て
ビックリしました。


こういうのはやはり反則だろうか。
バトン違い、という気もする。


それ以外だと、4年か5年前に行った和歌山ということになる。

以前にもこのブログで書いたが
俺の友達にmちゃんという「永遠の学生」の異名を持つ男がいる。

その時、mちゃんは病気を患っていた。
気管支系だったかどこだったか、何の病気かは忘れたが、
とにかく心的な事が原因となる病気のようで、
医者に旅でもしてゆっくりしろ、と診断されたそうである。

その頃丁度俺も、勤めていた会社が潰れ、
実家でニートを患い、
毎日ハイパーヨーヨーばかりしておった状態で、
mちゃんからの旅のお誘いを、
断る理由は全く無かった。


取り敢えず近場でいいだろう、
ということになり、
mちゃんの住む南河内から彼の愛車で真南にぶっ飛ばし、
奈良を突っ切り、和歌山へ往った。

那智の滝の神々しさに感動したり、
潮岬から沈む夕日を眺めたり、
鯨や鮪に舌鼓を打ったり、
でかいホテルで温泉だけ浸かったり、
とにかく楽しかったのだが、
その中でも一番思い出深いのが、
落合博満野球記念館だ。

鯨で有名な太地町にあり、
我々は鯨を食しに、そこまで赴いたのだが、
近くに落合記念館もある、というので足を延ばしてみた。

しかし行ってみると、
入館料2,000円という信じられない値段設定のため、
入るのは諦めた。
落合家の物置を覗くのに2,000円も出してられない。

ただ、折角ここまで来たのだ、
記念撮影の一つもしていこう、
と、俺は門を少し入り、
バッティングフォームの格好を取った。

mも、「君は馬鹿だな」とか何とか言いながら、
俺にカメラを向け、いざ撮ろうとしたその瞬間、

「記念撮影は外でして下さい!」

と、罵倒するような怒号が飛んできた。

建物をバックにうまく撮れるように、
ほんの少しだけ門の中に入っただけなのだが、
記念館を護る者はそれを許さなかった。

何と、厳しい。
しかし、その厳しさこそが落合を三冠王にまでにし、
ドラゴンズを就任1年目で優勝まで導いた原動力なのだろう。

その人は、ただの係員さんなんだが。


さて、今日はここらで一泊しよう。


「ロデオ・タンデム・ビート・スペクター」。
ここらからミッシェルは、哀愁やら寂寥感やらを帯び始める。
このアルバムから聴かなくなった人も多いが、
俺からすれば、超名盤である。

どうでもいい話だが、
インナーで写ってるこの頃のキュウは金髪で、
まるで馳星周みたいである。


Thee michelle gun elephant, チバユウスケ
RODEO TANDEM BEAT SPECTER