そろそろ寝ようかな…と思っていたら、『コロンビア白熱教室』(シーナ・アイエンガー教授の講義)が放送されていて、ついつい見てしまいました。

今日放送されていたのは再放送!これ、ちゃんと12月に見ておけば良かったな~という内容でした。


「人生における最良の選択をする方法」についての講義でした!


著名人3名を例に説明していました。(私がまとめたのは、講義の最後の部分だけです。)

3人が、なぜ直感を持って選択できているのか?を説明していました。


☆アメリカ軍の海兵隊(退役中将)のポール・バン・ライパー

イラク戦争の開戦前に、ペンタゴン(国防総省)が大規模な軍事演習を行った際、最強の武器と最高の通信技術を備えたアメリカ陸軍に対し、バン・ライパーの率いた仮想敵国は、通信技術も武器もはるかに劣る中東のとある軍事国家として戦ったのですが、途中で仮想敵国の勝利が明らかになり、軍は演習を中止したそうです。


☆心理学者のポール・エクマン

嘘を確実に見破ることができる数少ない心理学者で、成果率は95%!しかも、30秒以内に見破ることができる人。(周りにいたら、ちょっと怖いかも・・・。(笑))

 

☆世界的なチェスプレーヤーだったガルリ・カスパロフ(現在は政治家)

チェスは、先の先まで読んでいたら、銀河の星の数ほどの選択になってしまう・・・。

カスパロフは、全体を一つの攻撃として、または一つのパターンとして捉え、不必要な選択はしない賢いプレーをしていた人。



なぜ直感を持って選択できていたのか?

それは、ポール・バン・ライパー、ポール・エクマン、ガルリ・カスパロフが、情報に基づく直感と、豊富な経験を養っていたから!

バン・ライパーは、ベトナム戦争の時、常に気づいたことをメモしていた。そして、とにかく気づいたことを書いてポケットにしまっていた。バン・ライパーは、「経験と知恵に基づいて決断する」と言っていたそうです。

ポール・エクマンは、動物を観察していて、顔の表情を研究していた為、情報に基づく直感だと裏付けされているそうです。

カスパロフは、今そこにある選択肢に集中して、どんな要素があるのかを確認すること!そうすると、何を選ぶかは、自ずと見えてくる・・・。「先を見ないことだ」と言っていたそうです。

★情報に基づく直感は、何度も繰り返すことで情報を整理する能力が身につく!

★練習だけでは身につかない!フィードバックが必要となり、そして、明確な目標が大切になる!



最後に、シーナ・アイエンガー教授は、「選択の日記」をつけることを勧めていました。

★何を選択したか、何を選択しなかったか。その選択をするのにどのくらいの時間考えたのか。途中でどんなことを考えたか。(選択のプロセスについて)


★その選択は、どんな結果をもたらしたか。何がうまくいったのか。何がうまくいかなかったのか。


★選択の結果を数値化する。


これを日記に記すことで、パターンが見えてきて、うまくいった時、うまくいかなかった時の共通点が見つかるようになる。これで、最良の選択をできるようになる。


ためになる講義だったので、忘れないうちに簡単ですがブログにまとめてみました。