ハリウッドで企画進行中との記事を掲載しましたが、
今日は、その続報となります。
ご存知のワーナー・ブラザースが、『ダークナイト』『インセプション』の
レジェンダリー・ピクチャーズと手を組む期待の超大作、新作ゴジラですが
プロデューサーのブライアン・ロジャースによると
今回のゴジラはモーション・キャプチャーを利用した
完全CGになるとのこと。(つまり日本流の着ぐるみは無し)
そして、今回のゴジラは他の怪獣、もしくは複数の怪獣たちと
戦うことになる!!
これだ!待ってたぜっ!
ローランド・エメリッヒのようなイグアナ・ゴジラが
子ゴジラたちとニューヨークで暴れまわるような設定でなく
日本怪獣映画お得意のバトルを3Dで見せてくれると
言うのだから、期待せずにはいられません。
確か東宝のほかの怪獣の権利も一緒に取得したような
気がしたんですが、実際はどうなるんだろ?


どの怪獣と戦わせるのか、非常に興味があるのですが
未知の怪獣を誕生させても面白いですね。
ハリウッド製の新怪獣を・・・。
となると思い出されるのが、前回のエメリッヒ版の
『GODZILLA / ゴジラ』(1998年)の前に
企画されていたヤン・デ・ボン監督(『スピード』『ツイスター』)の
デ・ボン版ゴジラです。
このデ・ボン版は、監督がデ・ボンに決定したほかに脚本も決定。
さらにはSFX(視覚効果)界の超大物、スタン・ウインストン
(『遊星からの物体X』『ターミネーター』シリーズ)が、
キャラクター・デザインまで、すでに手がけていたのです。
またヤン・デ・ボンは日本から高倉健の出演を望み、
アメリカでカメラ・テストまで行われました。
しかし、ヤン・デ・ボンの演出プランを試算すると
当時の金額で製作費が200億円を超えることがわかり
会社はデ・ボンに演出プランの変更を求めましたが
話がこじれ、結局ヤン・デ・ボンは降板し、
監督として新たにローランド・エメリッヒ(『インデペンデンス・デイ』
『デイ・アフター・トゥモロー』)を迎え、脚本と
演出プランを一新して、あの”イグアナ・ゴジラ”が
製作されたのです。
では、ここでヤン・デ・ボン版のあらすじをご紹介します。
宇宙から飛来した謎の大怪獣が、世界中で暴れ周り
地球規模の大危機に陥ります。
その宇宙怪獣は鷲のような羽根を持ち『グリフォン』と名づけて、
対策を講じますが、いずれも効果的な作戦に、なりませんでした。
ならば、
目には目を。
歯には歯を。
怪獣には怪獣を!
と、アメリカが研究していたバイオテクノロジーを使い
恐竜を復活させ(実際には想像を超える大怪獣となった)、そしてついに、
ゴジラとグリフォンの地球の存亡をかけた怪獣戦争のときが来たのだった!
・・・というものです。
ちなみにグリフォンとは、ギリシャ神話にも登場する
鷲の翼と上半身、ライオンの下半身をもつ伝説上の生物です。

ここまで読んで、「本当かよ~?」とお思いになられる
読者や、ゴジラ・ファンもおられるでしょう。
これが証拠写真です!
この方がスタン・ウインストンさん!
後ろにゴジラが見えますね。

そしてこれが『グリフォン』とスタン・ウインストン。
神話のイメージとだいぶ違う・・・(汗)

これがヤ・デ・ボン版のゴジラくん!


エメリッヒ版はイグアナでしたけど
こちらはワニですね。

これがゴジラ対グリフォンのイメージですよ!

こちらは『グリフォン』の子分のような怪獣。
ガメラで言うなら小レギオンみたいなものでしょうか。
これは怪獣にみえないですね。



googleで検索すると他にも出てきます☆
最後にフェイク版ティーザー・トレーラーをどうぞ!