フランケンシュタインの怪獣 | Let's easily go!気楽に☆行こう!

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映画、写真、B級グルメ、格闘技、そして少しばかり日常を語る雑記帳です。


さあ、日本怪獣映画の中でも

ホラー色が強いことで有名な

「フランケンシュタイン対地底怪獣」(1965年)

「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」

(1966年)を2本まとめて紹介です!

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!



僕もこの映画は劇場で見ていませんが

後年、ビデオで、また最近もDVDを

借りてきて見ました♪

なかなかエ~デ~ (`∀´) ♪


DVD・ブルーレイのジャケットはこれね!


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さて、この映画ですが

東宝とアメリカとの合作で企画がスタートしたもので

第1作の「フランケンシュタイン対地底怪獣」は

「絶対死なない兵士」とういうゾンビ兵を日独共同で作るため

ドイツから「フランケンシュタインの心臓」が

日本に送られるのだが、その後その「心臓」は

消息不明になる・・・。

数年後、その心臓は人型に進化し

さらに20メートルに巨大化するのであった。


この20メートルの設定が絶妙で

ゴジラのような馬鹿デカくないのが

わりとリアリティがあったりします。


この第1作ではフランケンシュタインと心を通わせる

女性科学者との交流が描かれ、

『当作では怪奇映画的題材ながら、

むしろ「人間ではない」フランケンシュタインの

悲劇性、哀感が強調』(ウィキペディアより引用)

された異色の怪獣映画となりました。

フランケンシュタインのちぎれた手首が

おぞましく動く様子など怖いシーンもあります。


予告編では、その手首のシーンとか怖い場面では

画面を反転させて、ハッキリ見せません。






この映画のフランケンは怖いのですが

敵キャラの怪獣バラゴンが可愛いすぎるため(笑)

それまでホラーっぽくいい感じで進んでいたのが

バラゴンが出てきた瞬間、よくある怪獣物に

なってしまし残念でした。

ラストはフランケンが地底に飲み込まれたり、

バラゴンを倒した後に大タコと戦うものなど

全部で3種類あると言われています。

(僕は2種類しか知りません)




この「フランケンー」を公開して11ヵ月後・・・。

その続編というより、前作でのフランケンシュタインという

キャラを利用したアナザースト-リー的な映画が

「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」です。

なおタイトルで「フランケンシュタイン」としていますが

映画の中では「ガルガンチュア」と呼ばれており

ひょっとしたら意匠問題があった可能性があります。


話はそれますが「キングコング対ゴジラ」のキングコングは

映画製作会社RKOに東宝がちゃんと名称使用料を

支払って権利問題をクリアしています。


さて「サンダ対ガイラ」ですが

ガルガンチュア(前作のフランケンシュタイン)が

分裂し、2体となり片方は山に、もう片方は海で

生息(海彦山彦ですね)したことで性格が

正反対になり、陸に棲むサンダは良い怪獣、

海に棲むガイラは悪い怪獣です。


何よりガイラの怖さが際立っており

海中からその姿を見せるところとか

ガイラが人を食べちゃうところなんか

メッチャ印象的です。


この映画ですが、僕は友人たちと集まって

友人宅で鑑賞会をしたんですが、みんな上に書いた

ガイラの怖さを指摘。とくに人を食べちゃうところ!

劇場公開時はトラウマになったお子さまもいたとか・・・。



そんな悪い怪獣ですから当然、自衛隊が退治に出陣します。

そこで登場するのがメーサー殺獣光線車!


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以降の東宝怪獣映画にも出てきますが

この「サンダ対ガイラ」で出てくるメーサー光線砲の

威力と迫力はサイコー!

これは映画を見た人でないと分からないかもです♪

とにかくこの武器でガイラを痛めつけまくる!

もうガイラが可愛そうになるくらいです☆


怪獣が2匹出る映画ですから

ラストは怪獣バトルになりますが

1匹にしてガイラ対自衛隊にしたほうが

よかったかも。






今日紹介した2本は怪獣の造型を

恐竜や大型動物のような形ではなく

人型にしたのが、映画に独特のムードを

もたせて効果的になりました。


もうこんな映画は出てこないと思います~☆



なお「フランケンシュタイン対バラゴン」の

劇場公開時の同時上映は『海の若大将(主演・加山雄三)』、

「サンダ対ガイラ」の劇場公開時の同時上映は

『ジャングル大帝』『つるのおんがえし(人形劇)』でした。


ちなみに東宝特撮映画の中でもカルト的人気がある

「マタンゴ」の同時上映は

『ハワイの若大将(主演・加山雄三)』でした。

いったい・・・どういう組み合わせ?

昔の映画館の名画座だって

こんな組み合わせはしませんよ(笑)