スティーボおじさんとアンビギュアス | きつねのしっぽえむ

スティーボおじさんとアンビギュアス




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今日は、義父さん(ジョニー)がキッチンのオーブンを購入したので、スティーボおじさんが家に運ぶのを手伝いに来ていました。



その合間に、裏庭で、私はスティーボおじさんと一緒に、

2匹のグレイハウンドのワンちゃんたちに、エサをあげていました。






スティーボ

「あまり知らない犬にはさ~、近づかないほうがいいんだよ。

 

 ほら、食べているときに近づいたら、噛み付かれたりするだろ~!


 だから、俺は、新しい犬には気をつけるんだ。


 ミセス・ムサシ(←私の新しいあだな)も、


 気をつけたほうがいいぞ~」



きつねのしっぽえむ




私(ムサシ)
「うん、確かにね。


 アレックスは、もう気が知れた仲だから、

 きつねのしっぽえむ

 ある程度は私が何をしても怒らないけど、


 新人のスカウト君には、やっぱり気をつけなくちゃいけないわ。

 きつねのしっぽえむ

 突然、怒り出すこともあるし、まだ何をするか、分からないから…。


 そう、スカウト君は、アンビギュアスなのよ」





スティーボ

お! ミセス・ムサシ、

今、アンビギュアスと言ったのか?!

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 ほう、ムサシにしては、なかなか気の利いた英単語を使ったじゃないか。



 ふーん。


 しかしさ、こういう時にアンビギュアスと言うのは、おかしい。


 違うな。


 こりゃ使い方を間違ってる」




私(ムサシ)

「え、そうなの・・・」



スティーボ

「そうだよ。だって、ミセス・ムサシにしてみれば、

 スカウトの行動は、


アンビギュアス(あいまい)かもしれないけどもが、


 スカウトからしてみたら、全然それは、

 アンビギュアス(あいまい)なんかじゃないんだから。


 スカウトには、スカウトなりの理由と意味があって、

 ムサシを噛み付こうとするわけだ。


 まあ、当然、噛みつかれそうになったムサシからしたら、

 確かにアンビギュアス(あいまい)に見えるかもしれないけどさ」



私(ムサシ)

「あ、そうか。

 

 犬にも犬なりの理由があるのよね。


 私が近づきすぎた距離だったり、どれくら好物な食べ物だったか、などなど


 ・・・ ・・・


 じゃあさ、こういう時になんと言えばいいの?」



スティーボ

「そうだな・・・


 こういう時には・・・、こういうときには・・・」



私(ムサシ)

「そうそう、なんと言えばいいの?」



スティーボ

アンプリディクタボーだな」




私(ムサシ)

「なるほど、


 アンプリディクタボー

 Unpredictable

  (予測不可能)ね」



スティーボ

「そ、そ、そういうことだ」



きつねのしっぽえむ



スティーボおじさんからの今日の英語のレッスン。



私が突然、スカウト君に嚙みつかれそうになったりするのは、


He is ambiguous.

『スカウト君が、アンビギュアス(あいまい)』



だからではなく、


He is unpredictable.

『スカウト君が、アンプリディクタボー(予測不可能)』


だから、だそうです。