【実録】本が出版されるまで その4 【本の仕上げに入る】
ミストのブログが本になります!
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【実録】ミストのブログが本になるまで、第四回目の今日は【本の仕上げに入る】です。
→第一回【本を書くきっかけ】はこちら
→第二回【さあ、本を書こう!と思ったけれど】はこちら
→第三回【執筆がなかなか進まない・・】はこちら
前回までのお話しは、出版社さんより書籍化のご提案をいただき、試行錯誤の末、ようやく執筆を仕上げたところまででした。
今回はいよいよ仕上げの作業に入っていきます。
(ここまでの流れ)
1.出版社が企画案をたてる→2.著者が目次案を仕上げる→3.企画会議を通る
→4.執筆をスタートする→5.本の仕上げに入る(←今回はここ)
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前回では、オフィスの中で髪の毛を振り乱しながら、ようやく本文の
執筆を終えたところまでをご紹介しました。
さて、本文の執筆が一旦終了したので、これで一区切りかと思いきや・・
NO---です。
(完了したもの)
・本文の執筆
(残っている作業)
・イラスト部の作成
・本文の見直し・推敲
・見出し付け
・インタビューの実施・文字起こし
・はじめに・プロフィールの作成
特に私の本の構成は、1ページの見開きの右側が本文、左側がイラスト、というもの。
見ていただくと分かるように、本文と同じ分量のイラストを考えないといけない訳です・・。
ということはまだ半分の折り返し地点・・!
ここから怒涛のイラスト描きがスタートしました。
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イラストといっても、実際に絵を私自身が描くのではありません。
私は行うのは下書き作業で、それをプロのイラストレーターさんが美しく仕上げてくれます。
またイラストといっても、全頁が絵だけでは飽きてしまいますので、
編集者さんと相談しながら、今回は様々なパターンのイラストを用意することにしました。
今回私が用意したのはこの4パターンのイラストです。
通常私が本を読むとき、各ページに添えられているイラストにはとても注目します。
本文の文章を読むのに疲れた時、要点がイラストで上手くまとめられていると、
頭の中にすっと入ってくるからです。
ということで本文を全て読まなくても、イラストを読めば要点が分かって頂けるようにするためにはどんなイラストがよいか、1ページ1ページづつ考えました。
実は本文以上に、このイラスト書きの作業には時間がかかりました・・。
この頃より髪の毛の振り乱し方に、さらに発車がかかります・・・!(そして体重が徐々に落ちていきます・・)
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このイラスト描きの作業では、私が昔コンサルタントとして働いていた経験が
いかせたかな、と思います。
私は起業する前の10年間、コンサルタント会社でITコンサルタントとして働いていたのですが、その際に行っていた仕事は、提案書作り、提案書作り、そしてまた提案書作りでした。
コンサルタントとして接してきたお客様のお困りの状況は、本当に様々でした。
まずはお客様とお話しして、お困りの問題を整理して、そこから一番良い解決策を提案するのがコンサルタントの仕事です。
その時の提案書が文章ばかりでは、お客様にとって分かりづらいので、イラストや図表にまとめてご提案することが多かったです。
今回本を書いてみて思ったのは、本を書く作業は、コンサルタントとして解決策を提案する作業ととても似ているということ。
本の場合は目の前にお客様はいませんが、読む方を頭の中に思い浮かべながら、なるべく分かりやすい言葉とイラストで解決策を提案していきます。
コンサルタント会社には提案書作りの達人が大勢いて、どんなに複雑な問題でも丁寧にイラストにまとめて整理していけば、必ず解決策が見えてくる、ということを学びました。
その時の経験(今までPJでご一緒した皆さま、ありがとうございます!)が少しでもこの本の中で生かせることができていれば嬉しいです。
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ということでようやく本文とイラスト部が仕上がり、出版社に送ってひと段落!
・・・と思いきや、1週間あまりでそれが原稿にまとまって、どかんと郵送で戻ってきます。
そして次の作業が赤ペンによる校正祭りです。
長くなりましたので、次回はこの校正のお話しとしたいと思います。
(ここまでの流れ)
1.出版社が企画案をたてる→2.著者が目次案を仕上げる→3.企画会議を通る
→4.執筆をスタートする→5.本の仕上げに入る→6.赤ペンで直しても直しても・・(←次回はここ)