3月です。
来週17日より春のお彼岸が始まります。
お彼岸は、日本独自の行事であり、
悩みや迷いの世界(此岸)から、
悩みや迷い、煩悩の無い世界(彼岸)
を目指し、修行をする行事です。
一般の方は仕事や生活があるので、
坊さんの様な修行をするのは難しい。
では、春秋の一週間に、修行をしましょう。と始まりました。
その修行とは、六波羅蜜(ろくはらみつ)と言う修行で、
1、布施(ふせ) 見返りを求めない施しをすること。
2、持戒(じかい) 規則正しい生活を送ること。
3、忍辱(にんにく) 色々大変な事があっても耐え忍ぶこと。
4、精進(しょうじん) 日々、努力すること。
5、禅定(ぜんじょう) 心を落ち着かせ、冷静でいること。
6、智恵(ちえ) 正しい物事を見極める目を養うこと。
以上、六つの修行を六波羅蜜と言います。
お彼岸は、六波羅蜜の修行をする期間、そしてもう一つ、
ご先祖様に感謝をする期間でもあります。
ご先祖様がいて、自分達がいる、
そのような繋がりを感じ、感謝を伝える一つの機会でもあります。
生かされている事をご先祖様に感謝をし、
自身も迷いや煩悩の無い彼岸を目指し、修行をする。
この二点を意識していただき、
お彼岸の一週間を過ごされてみてはいかがでしょうか。
お寺では
令和6年3月17日(日)午後14時より
春季彼岸会施餓鬼法要を厳修します。
皆様のお参りをお待ちしております。
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