妙彩です。
お寺で「よろず相談」としてお話をお伺いし、心の重荷を軽くするお手伝いをしています。
お坊さんになろうとはまだ全く思ってなかった時に、ファストフード店でお仕事をしていた時期があります。
しばらくして手の皮膚がぼろぼろになり、痛みとかゆみで地獄の気分を味わうことになってしまいました。
「殺して欲しい!」と思うほどの苦しさでした。
詳しい原因は良くわからないのですが、クリーム状のファンデーションを手の甲にしぼり出してから顔に塗っていたところ、その手の甲の部分に洗剤が反応して、皮膚が崩壊していったのでした。
何十倍もの水に溶かしているとはいえ、塩素系漂白剤を素手で扱わせる職場は恐ろしい!と思いましたが、化粧品も怖いな~!となって、それ以来市販の化粧品を使わなくなってしまいました。
しばらく、手作りの化粧水を使ってたのですが、『もしかしたらこれもいらないのかも』と、化粧水もせっけんも使うのをやめて5年以上になります。
すると、使っていた時よりも肌の状態は良くなり、一年を通じて乾燥とは無縁になりました。
インターネットで調べてみると、化粧品を使わない女性は意外といらっしゃいます。
仏教の教えの肝は、「こだわりを捨てよ」だと思っています。
言い方を変えると、「あなたが当たり前だと思っていることを、一度疑ってみよう」といったところでしょうか。
私は以前、『接客業をするなら、お化粧ぐらいしないと失礼に当たるのでは?』と考えていましたが、これも捨てて良い思い込みだったようです。
なかなか捨てられない思い込みが、悩みのタネかもしれません。
相談はお気軽にどうぞ。
お釈迦さまをわきの下から産み落とす摩耶夫人(まやぶにん)
では、今日も気分良くお過ごしください^_^