元彼K。



今でもふと思い出す数少ない元彼の一人、Kには私がとことんハマりこんでいた。ラブラブ!



10代の頃に出逢った私のことを、彼は今でも「あの頃から10代特有のきゃぴきゃ
ぴが全然なかった」



と、からかい半分にいつも言う。







Kは飲み屋のオーナーで、いつも周りに人が集まっていた。



そんな彼だったけど、普段の顔を知っている私はお店を離れたときの



彼が1番好きだった。





人前では見せない、大きすぎるほどの優しさ、いたわりを持っていた。



鎧をはずした時の彼にいつもときめいていた。





別れた今でもたまに連絡を取る関係だけれど、私に対する優しさは



相変わらずで、入院した時もどこからか聞いてものすごく支えになってくれた。



彼は、私の決して表に出すことのない、心の奥底にある辛さ、苦しさを気づいてくれ
る唯一の人だった。





何度となく気づいてくれて、やっと私は気づいた。



彼も同じように、辛さ苦しさを自分の中に閉じ込めて、決して表に出すことをしない
人だということに。





周りに慕われ、いつも人に囲まれ、はたから見ればものすごく幸せに見える彼も

孤独なんだなって今となって分かる。






電話での彼、彼と2人で飲みながらゆっくり話しをする時、そんな孤独を感じている


彼を垣間見ることができる。



そんな違う一面を見てから、別れてから、私は本当の意味で


彼と裸で向き合っていると思う。


彼に隠すことはなにもない。知られて困ることは何にもない。



それは、彼もそれ以上にいろんな経験をしてきていることを知っているからだと思
う。





人の味わう辛さ、苦しさは経験したことがある人でないと奥深い部分まで理解してあ
げることはできない。



そう常に考える私は、唯一彼にだけは自分をそのまま出すことができる。



腐れ縁と化しつつあるこの関係。



私にはとっても、付き合っていた最中よりももっと居心地のいい関係にもなりつつある。

無類のブランド好きだった10代の頃、その時の彼氏Aわんわんには


「そのブランドのどこがいいのか理解不能得意げ 何があっても俺は買ってやらんで!!


と口を酸っぱくして言われていた。


当たり前にAわんわんに買ってもらおうなんてこと一度も考えたこともなかったけど。。。




古着屋でバイトをしていたわんわんは、大きなフリマイベントのため


県外に3日ほど出張することになった。


移動だけでも疲れそうなバイトに精を出す彼に、何の疑問も持たなかったけど、


そんな重労働なバイトを引き受けた理由をだいぶ後になってから知ることになる。




夏休みのある日、彼が「今日実家に帰るけど、その前にゆゆんとこ寄るわぁハチ


と言って約束通りやって来た。


家に入るなり、すぐに「誕生日プレゼント渡しに寄っただけやから!!


と言い、無造作にプレゼントを渡してきた。



箱を開けてみると、その当時どのブランドよりも好きだったシャ○ルの


新作ブレスレットラブラブ!


正直もらった瞬間うれしいっていうよりも驚くほうが大きかった。






付き合ってはじめてのイベントが誕生日だった時の彼パンダ


彼の誕生日にお財布を買ってあげることにした私は彼と一緒にお財布を買いに行った。


ファッションにも持ち物にもまったくの無頓着の彼とショッピングに行くのは


恥ずかしかったし、一緒に歩きたくないっていうのが本音やった。




今思えばそんな男とよく付き合えたな~って思うけど、今まで付き合ったことのないタイプの


男で、その頃の私にはものすごく新鮮で魅力的に見えた。


そんな彼に私はブランドのお財布をプレゼントした。


お世辞にも彼の身なりにも生活にも?相応しいものではなかったけど、


そのお財布をきっかけに、ファッションにも目覚めてくれるかもしれないと思ったし、


何よりそこらへんの安いお財布を上げるような私ではいたくなかったという自己満足でも

あったんだと思う。




当たり前にそのパンダとはほんの数ヶ月のお付き合いで終わった。



それからも友達として付き合いがあったパンダが、私の誕生日が近くなったあるとき、


「ゆゆ誕生日何が欲しい?俺の時くれたんやしなんでも言い!!


と言ってきた。



パンダからいまさら何かもらいたいとも思わなかったし、


何かもらっても困るしで、その場は考えとく~ってあやふやに流しといた。



それから私の誕生日がやってきたクラッカー


いろんな人にお祝いされて、ものすごく楽しませてもらった私は、


ある日にふと思い出した。


パンダの言ってた誕生日何が欲しい?って言葉を。




それから何日経とうが何ヶ月経とうが、彼から再び


「誕生日何が欲しい?」という言葉を聞くことはなかった。


その間に何度も頻繁に連絡してきたにもかかわらず汗




この2つのタイプの男。わんわんパンダ


今思い出してもパンダはほんと、ないな~って思う。


パンダはものすごく気のいい人で人当たりもよく優しかった。


その反面、夢を持ちすぎるあまり現実を見なさ過ぎる一番痛いタイプの男でもあった。


お金がなさ過ぎるのもあったんだと思うけど、それならそれで、


すでに別れた彼女に、」誕生日なんでも欲しいもの言い」


なんて言葉言わきゃいのに・・・・あせる


物をもらえなかったことなんてどうでもよく、その口だけのパンダ


ほんま、なんで付き合ったんやろガーンっていまさらながら後悔をする私。




その反対に、サプライズで喜ばせてくれたわんわんは、


ふと思い出しても、ほんとにいい男やったな~ラブラブ


って心が温かくなるようないい思い出になっている。


自分は私が好きなものに価値を見出すことはできない。


それでも、私が好きだからと言って、私にナイショで出張に行ってまで買ってくれたプレゼントプレゼント




私はパンダより、そんなわんわんのほうが、私のこと愛してくれていたのかなって思ってしまう。






















私は彼の体型になんの不満も疑問もない。音譜


オシャレなポロシャツから出てるほどよく引き締まった腕にはいつ見てもホレボレするくらいラブラブ!


そんな私の思いとは裏腹に、前よりも太ったとかで彼は今減量中。


私もボディメイクを重視したダイエットを続行中!!


やっぱり食生活が成功のカギだとやっと自覚して、ダイエットに基本であり王道の


食事+運動で、リバウンド知らずのダイエットを目標にしている。





そんな私と彼は、毎日連絡を取る中で今日はどんなトレーニングをしたか、体重の変化などを報告しあうようになっている。


今まで、ダイエットは、誰にも宣言することなく内緒でこっそりダイエットをするのが常だったけど、


こんなふうに一緒に頑張れる人がいるっていうのはいいなってはじめて思った。


好きな人と何かひとつの目標に向かって一緒に頑張っていくって楽しいんやね・・・ニコニコ



今まで以上にやる気マンマンになっているのにはもうひとつ理由がある。


いろんなときに「最近ほんとにきれいになった」って盛んに言ってくれるようになったから。クラッカー


今までどんなことに対しても、めったに褒めたりしなかったのは照れでもなんでもなく、


ただ単に彼が私に対して、そんなことを思っていなかっただけだったみたい??ガーン




これからも彼の褒め言葉を聞くため、自分の求めているカラダを手に入れるためにがんばっていこう~アップ







自分の弱さを人にさらけ出したり、見られたりするのが嫌いな私。


その反面、好きな人だけにはわたしの弱い部分も見て欲しいし、汚い部分もさらけだして誰よりも理解して欲しいと思ってしまう。




会社から彼に電話をしなければならないことがあった。


私が発する第一声で、私だとちゃんと分かってくれてる「あぁ」という何気ない一言は、何度聞いてもうれしい。


伝言を伝えて、いつものように電話を切った。


次の日、彼とメールをしていて最近冴えないことが続くってことをちらっと言ったら


「なんとなく、昨日の電話の声元気なかったもんな」って。





この一言、ヤバイ・・・。


つらいとき、しんどいとき、好きな相手にはその気持ちを分かって欲しいけどあからさまに聞いて聞いて~!!って言えない私。


分かるかよ!!って何度も言われたことがあるくらい小さな小さな私のつらいの信号。


分かってくれた彼にやっぱり私はやられた・・・。


嘘をつくのががうまい私がうそをつけない唯一の人ができたな~。



ショック!あるときTとスーパーに買い物に行った。


いつも自宅にバナナを常備している私は、この日も迷わずフルーツコーナーへ直行した。バナナ音譜


そこでバナナを手に取る私にTは、「こっちの方が安いやん!!」と言った。




Tの指差すバナナを見ると、確かに私が手に取ったバナナよりも200円ほど安いバナナが置いてあった。


しかし、よく見るとTの指差すバナナはその200円ほど安いバナナより100円余分に安くなった、いわゆる見切り品・・・。


その見切り品のバナナは、今すぐにでも全部の房を食べないとヤバそうな黒々しく変色したもので、


こんなにも安くなってても、ほとんどの人が見て見ぬふりをして通りすがるような代物だ。むっあせる




はっきりいってドン引き・・・。



「おなじ食べるんやったら、おいしいもの食べたほうがいいやん」と抵抗する私に彼は、


「同じもんやったら安い方がお得やんにひひ


と言って引き下がらないショック! あんまりしつこいから、


「これでいいの!!!うちのマミィはオーガニックでJISマークがついてるバナナしか買わないからむかっ


って言って、そんな彼にイヤ~な印象を持ちながらも、今日は何かお惣菜でも買って帰ろうひらめき電球ということに。



「これおいしそうやんナイフとフォークアップ」という彼に「うんうん音譜これにしよ~ニコニコ」と言う私。





バナナ事件?も過去の話。仲むつまじくお惣菜を見る私たちニコニコラブラブ


なはずやったのに、ここでもまたひと悶着・・・汗


じゃあコレにしようとお互いが手に取ったものは、当たり前に同じ食品やった。





けど、彼が手にしたものは100円に値下げされたもの。


私が手にしたものは、「ただいまできたてひらめき電球」の湯気が立っているもの。


彼は当たり前に安い方をカゴに入れようとしていたダウン


もう抵抗する気力もなく、私は私の食べたい他のものを買って帰ったとさあせる




こんな些細なことでも、私はこの彼と結婚だけは絶対にしないと思った。


生まれ育ってきた家庭環境って、そう簡単に変わるものではないし、変えられない。


私の家庭だと、そんな何万も変わるもんでもないんやし、同じ買うんやったら少しでもおいしいもの、


体にいいオーガニックを買うのが当たり前。


でも彼の家庭では、同じ食べ物なんやから安い方がお得!!で彼は育ってきたんやと思う。


そんな彼と私がものの見方、何を優先するかが一致するはずがない。


これは食べ物に関する、些細なことかもしれないけど、食べ物のほかにもこのような


物の考え方で生活してきたことが多々あるだろう。




こんなみみっちい彼、イヤ・・・・。


バナナ事件がきっかけで、彼の物の価値観を垣間見た私は、


迷いもせずそっこー彼と別れましたとさハートブレイク