あなたと出逢って
わたしは初めて
胸の高鳴りを覚えました


あなたの仕草、笑顔、口癖
そして香水のかおりにも


それが恋心とは知らずに



陽炎のなかをこっちに向かって
歩く誰かを
毎夜、夢にみるようになりました


何日経っても
それが誰なのか
わからなかった


ある日あなたは言いました
「キミの笑顔が好きだよ」


その夜にみた夢の誰かは
あなたでした


わたしは夢に
あなたに恋をし
傍に居たい人だと
気付かされました


いつの日か
このキモチを
あなたに伝えよう

そう想いながら
雲からのぞく
満月をみつめました