◆ENa-エナ-:作品ページ | SFラジオアニメ ラジオドラマ 音声ドラマ




企画・原作◆風間俊輝
脚本・プロデュース・総監修◆仲河美希
アフレコ演出◆淺川正寛
音響・BGM◆SUGURU
収録スタジオ◆St.アルディ
初回放送◆2012年11月
リマスター版放送◆2015年10月
放送局◆かつしかFM 78.9MHz
制 作◆クーズ・エンタープライズ
製 作◆COUPS CREATIVE PRODUCE

■2015年に引続き2018年 完全リマスター版は…
2017年には新規に収録を行った[H29新録版]を放送しました。
「だからこそ新旧のいい所を合わせたい」
今回は新バージョンのナレーションと、旧バージョンの主題歌とドラマを合わせた滅多にないリミックスでお届けします。

そしてスタートは異例の#00話。
従来の全4話の始まり、「如何にエナ族の世界が始まったのか?」
その所以を明らかにする1話完結の特別ドラマです。
また放送作品にある『シンフォニア・ネクスト・プレリュードVer,1.2』。
この物語では『ENa-エナ』の舞台であるロウグランド・レスが大きく関わっています。それなら、初期作品を現在の音響クオリティで…
それが旧バージョンのリマスター版です。
役者音声の元音源だけが同じ、しかしそれを組み直し、音圧の調整を行っています。
また新たにBGM作曲・選定、SE変更、声/SE/曲の全配置調整、全タイミング、イコライジング等をやり直しており、ほぼ新作と同じ作業量を行っています。
以前放送の音源も、このブログの下から聞けますので、ぜひ聴き比べて欲しいと思います。

■2015完全リマスター版 ドラマ再放送リンク
10/24 《 第01話/ロウグランド・レスの獣 》
10/31 《 第02話/ルーナの心 》
11/07 《 第03話/アルの願い 》
11/14 《 第04話/水壁へ(終) 》



ENa /エナ- make a prize of ena -
ENa/エナ ~貴方に召される私の瞳~旧予告篇
※音質を下げて掲載しています。
※画像は静止画です。


作品の紹介
 『ルーナ』は、初めて口を開いた。
「アル… 私を食べて…」

《テーマ》
我々の生活の中にある『食べる』という行為、その全ての食物には命がある。
『人が人を食べる…』
チョット残酷的に聞こえるが、『食べる』と言う事を再認識しながら、そこを物悲しく描ければと構成している。

■基本設定/舞台
●世界観(作中ナレーションより)
ここは、大地と大海の狭間に広がる別の世界。
太古の時代より続くそこは、地の国とも水の国とも呼ばれてきたところ。
足元の大地には海も湖も川も無く、天界には空はない。
ただ無限に広がる天海があって、昼夜オーロラのように光り輝く。

空に海がある世界…
そう、ここは『ロウグランド・レス(Lawgrand res)』

我々の存在が必然としてあるならば、この世界の存在もやはり必然。
偶然なら、それもまた偶然にある世界。
そして人々の営みも何ら変わる事は無い。

だが、同じようでいて何かが異なる…何かが。

人の生活は大自然から大きな影響を受け、そして与える。
弱肉強食・食物連鎖、人は他の生命を得て英気を養う。
だが、得るべき動物は怪物のように大きく凶暴、そして見境なく人を食らう。
だから、我々の世界とは命を得る動植物が異なっている。

ここは『ロウグランド・レス(Lawgrand res)』。
牛肉や豚肉や鳥肉を食べると言う事と同じ様に、大切で尊い命がそこにある。
ここは、人が人の生命を得て生きる世界、そしてそれは普通の事。

その普通の事に疑問を持つ少年が現れる。
『アルセニ・ブロル(13)通称アル』
彼は『ルーナ・エナ』と出会って思い悩む。
「本当にこの世界はこれでいいのだろうか」と。
彼は思い悩みながら、この風習の元凶へとせまる。
そんな彼に『ルーナ』は初めて口を開く。

「アル?…私を食べて?」


■基本設定/種族
●地上の民(人間:我々の事)
珠玉の命と称され、エナ族・ヒキ族には憧れの種。
水壁によって地上とロウグランド・レス(Lawgrand res)は繋がり、エナ族繁栄の頃は時折これを使って人間をさらっていた。
その後ヒキ族の勢力が強くなり人間がさらわれる事は久しくなかったが、ヒキ族の強靭化への欲望で、以前にも増して人間がさらわれる様になる。

●エナ族
年齢と共に変身し、変身前(幼人~青年期)は食料として摂取される対象。
寿命が長く、変身した怪物エナがいるが、ヒキ族を食うとそれ以上変身しない。
しかし、人間を直接食うと老いてしまう。
どこか妖精的で透明感があり、弱さを感じさせる。
養殖のエナは話せず、テレパシー的なもので会話する。
エナ族の寿命は100年、生後5歳程度で見た目15歳程度になる。
本来は、自分たちの食料としてヒキ族を作り出したが、反乱によって立場が逆転、
食われる立場となって400年が経過している。
仲間を食らうと変身までの期間が一時的に延びる。
戦うエナ族もいる。幼獣期・成獣期の怪物エナと戦って食う。
養殖のエナ族の名前には基本的に『エナ』が付く。(○○牛/○○豚と同じニュアンス)
《例》
 ルミ・エナ(13/女)
 サリ・エナ(13~18/女)

 一般的エナ族の年齢推移設定
   0~40……幼年・青年期(人間的/食用)
  40~70……幼獣期(怪人的)
  60~ ……成獣期(怪獣的)

●ヒキ族
人間とエナ族を掛け合わせて作られた種族。寿命が短い。
元はエナ族の食料だったが、反乱を起こして立場が逆転し、食う側となって400年が経過している。
エナ族を食うと寿命が延びる。但し、変身した怪物エナに脅かされている。
それと対抗する為に、人間を食って強靭化を企む。
我々の世界では中世の生活の趣きがあり、どこか野性味が感じられる。
寿命は約10年で、エナ族を食べる事で寿命が延びる。

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■人物設定案
※ブロル家概要
ドルメジ・ブロル将軍(長男)「エナ族」討伐軍将軍
ジルデラ・ブロル(次男)アルを引き取った/シノア/ルーナを捕えた
アルタナ・ブロル(三男)アルの父


●アルセニ・ブロル(12)
通称アル。ヒキ族の父とエナ族の母の間に生まれたハーフ。
彼に限って寿命は母譲りの100年。成長は父と同じで年齢と共に成長する。
叔父ジルデラの家で暮らしている。
明るく好奇心旺盛、正義感が強く、何事にも立ち向ってゆくが、人一倍寂しがりや。
ルーナと共に過ごし、大切に思っている。
 
●ルーナ・エナ(ルーナ・レ・ザシム)(見た目12歳程度/女)
エナ族族長ザシムの娘(シノア)の子。
小さい頃(2歳:見た目6歳)、母シノアがアルの叔父ジルデラ(次男)に捕らわれた時、共に捕らわれた。
母シノアが「エナ族」族長ザシムの娘であると解ると、ジルデラの兄ドルメジ将軍(長男)はヒキ族皇帝の元へと連れ去ってしまう。
ルーナは小さすぎた為にジルデラ(次男)の家に残され、母とは引き離された。
ジルデラの元では、アルの遊び相手(ある意味ペット)としておかれた。
母の出身は詳しく覚えておらず、山の向こうに母の故郷があるとだけ記憶している。
優しく従順で疑う事を知らず、アルの希望で世話係として過ごしている。
だが自分は「食べられる者」と考え、アルに食べられるものと思っている。
アルとの生活で声が出るようになる。

●ドルメジ・ブロル将軍(48)
アルの叔父で、アルの父親の兄(長男)。
「エナ族」討伐軍を率い、主に皇帝/軍隊用の繁殖用エナの捕獲を任務としている。
弟ジルデラが「エナ族」族長ザシムの娘シノアを捕え、それを貰い受けた事から弟には頭が上がらない。
そのため自分が捕えた繁殖用エナの中から、優良と思われる種を横流ししている。

●ジルデラ・ブロル(次男)(46)
アルの叔父で、アルの父親の兄(次男)。
身体が大きくがさつで品が感じられないが、打算的でもある。
食べる事を楽しみとしているが、あまり綺麗な食べ方をしない。
エナは食べる物と考えていて、アルのルーナに対する関心を理解できない。
「早く食っちまえ」とよく言い、大声で笑う。
ジルデラの家には兄ドルメジから貰い受けた優良なエナが多く、それは神秘的なほど美しい。
それを繁殖種として肥育種を生産したり、そのままセリで売って二人は儲けている。

●ギロン(28)
ジルデラの使用人で、エナの監視と潰し係。料理人と呼ばれている。
下品でいやらしく、野蛮で人間味が薄い。
エナ族を潰す様に命じられると、自分の欲求の為に我が物にしてから解体を行なう。
感情はあまり感じられず、悪びれるところもない。今の環境にも満足している。
その反面、純朴で女性の涙には玉砕する。

●サリ・エナ(15~18/女)他
エナ族。
ジルデラの家で生まれ、小屋に囲われている少女。
食べられる事を当たり前と思い、恐怖心がない。そのため無感情に見えている。

●ミラ・エナ(15~18/女)
エナ族。
ジルデラの家で生まれ、小屋に囲われている少女。
食べられる事を当たり前と思い、恐怖心がない。そのため無感情に見えている。

●ビス・エナ(15~18/女)
エナ族。
ジルデラの家の小屋に囲われている少女。
ルーナと仲がよく、食べられる事に恐怖心を抱くようになる。
仲間によく話しかけるが(テレパシー)、反応が返らない事に疑問も持つ。
その為中では目立ち、最初にギロンに連れて行かれる。

●アレンド・ジ・ザシム(40後半)
エナ族の族長で、ルーナの母(シノア)の父。
同胞がヒキ族に連れ去られるのを食い止める為に戦っている。
武器があまりない為に常に劣勢で、常に険しい。

●ジョアン・レ・ザシム(40後半/女)
エナ族族長ザシムの妃で、ルーナの母(シノア)の母。
娘を失ってから元気がなく、臥せっている。
ルーナと出会ってからは凛とし、ルーナを助ける為に奔走する。

●シノア・レ・ザシム(30弱/女)
《ザシム》と《ジョアン》の娘で《ルーナ》の母。
作品進行上では行方がわからず、ルーナの回想で登場する事が多い。
清楚で美しく品があるが、ヒキ族に捕らわれてからはエナの運命を受け入れてしまう。
娘に自分の生い立ちをあまり語らず、2年間育てた後は行方がわからない。

●司祭(中年~高齢)
エナ族の族長ザシムの家来。
ザシムに服従し、知恵者・博識者としてザシムに仕える。
エナ族の由縁を知る数少ない人物で、水壁の管理を任されている。
 
●サヌア
エナ族の族長ザシムの近衛兵長。
便りになる人物で、大きくたくましい。声に安心感があり、戦に負ける事はない。
シノアの元恋人で、今もシノアの帰りを待っている。
ルーナとの出会いは複雑だったが、次第に父としてありたいと思うようになる。

●セリ・ローデン(27/女)
エナ族の族長ザシムの家来で、女性猟兵。変身したエナを食料とする為に捕らえ
城に持ち帰る役目。
冷静で動じる事はなく、ハンターとしての素質は抜群。かっこいい女性。

●ルイ(ルイ・ド・カーヌフェルト)(31/男または女)
エナ族の族長ザシムの家来で、猟兵隊長。セリと一緒に猟を行なう。
地上から来た男で、元陸軍情報部の大佐。
地上に現れた《シノア》を取り調べ、ロウグランド・レスの存在を知った彼は同僚ゲラルと共にロウグランド・レスに来た。
ロウグランド・レスと地上の繋がりを知った彼は、地上の戦争(惑星間戦争)を食い止める為に調査に奔走している。

ENa キャスト一挙公開!
http://ameblo.jp/myliiam/entry-10850756962.html


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ENa-エナ-貴方に召される私の瞳
第4話
「水壁へ」<最終回>2012-12-01
 
音量にお気を付け下さい。


ENa-エナ-貴方に召される私の瞳
第3話
「アルの願い」2012-11-24
 
音量にお気を付け下さい。


ENa-エナ-貴方に召される私の瞳
第2話
「ルーナの心」2012-11-17
 
音量にお気を付け下さい。


ENa-エナ-貴方に召される私の瞳
第1話
「ロウグランド・レスの獣」12-11-10
 
音量にお気を付け下さい。