広田湾のいかだ作り (5/23 陸前高田市) | MY LIFE AS A PIG

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山と農業と旅を愛するAkihisaのブログです。
高崎高校→北海道大学農学部→銀行員(札幌・鹿児島・福岡・US)→旅人(日本縦断・世界一周)→大分大学医学部(編入)→明日は何処…
大分朝読書コミュニティBunDoku主宰/NPO法人NICE GWCコーディネーター/財務経営アドバイザー

今日はいかだ作りのお手伝い。

陸前高田市の主要産業の一つに牡蠣の養殖業があったのですが、津波で養殖用のいかだが全て流されてしまったので、産業復興のためにボランティアによるいかだ作りが続けられているのです。

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去年から数ヵ月単位で復興ボランティアに入っている住田基地(※)のボランティアの人たち、通称「チーム住田」の人たちから、いかだ作りの指導を受けながら…。
(彼らはすでにスキルも日焼けしまくった見た目もまさに漁師さながらのナイスミドルたちです!)

いかだの丸太を組むトコロはチーム住田のプロたちにお任せして、
いかだの骨格にタル(フロート)を括りつけたり、
牡蠣を吊るす用のパイプをロープ結びで結びつけていったり…。

うーん、全然遅いです自分。
要修行ですね。


養殖用のいかだ作りと聞いて、まさに地域の産業復興の一翼を担う仕事をボランティアが担っているのだと驚きましたが(産業がなければ地域は衰退するしかないのが現実ですものね…)、

後日、別の場所で地域のおじいちゃん・おばあちゃんと話しているときに、

「広田湾にいかだが浮かぶとね、あぁ、あの日常の風景が戻ってきたなって思えてホッとするんだ。ここに住む者にとって、広田湾にいかだが浮かんでいるのがいつも当たり前だったから…」

そんな一言が出てきて…。


そうだったのでした。
いかだ作りは、ただの産業復興に留まらない、地域の人たちの心の拠り所となる役目を担っていました。

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※ 住田基地

正式名称は住田町災害ボランティアセンター「住田町基地」。
陸前高田市の内陸側に隣接する、住田町の大股地区公民館(旧大股小学校跡)が、ボランティアの宿泊施設として無料で提供されています。

個人で長期で入っているボランティアの方々が多く滞在されているのですが、それぞれ個人で来たボランティアにもかかわらず、ココを拠点にするボランティアの人たちは「チーム住田」(team住田)として団結してボランティアにあたっています。ナイスミドルで屈強な漢たちがたくさんいました。

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追記:

住田基地は2012年9月30日をもって閉鎖したそうです(住田町基地ブログ)。
2011年4月25日~2012年9月30日まで、延べ2万2000人を超えるボランティアの方々がココを拠点に活動されたそうです。

NICEチームも何度か、ボランティア同士の交流でお邪魔させていただきました。
ありがとうございました。
そして長い間、お疲れさまでした!

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