PC作業をするべく渋谷のON THE CORNERに行ったついでに、とうとうETIC.に潜入してきましたww
思い起こせば、ETIC.との出会いは今から約6年前。
札幌時代の、大学3年~4年の頃のコトでした(2006年~2007年)。
札幌ビズカフェに出入りしている間に、ビズカフェ内に事務所を構えていたSapporosoul(旧CUBET)というNPOでインターンをするようになって、そのNPOの支援をしていたのがETIC.でした。
Sapporosoulはもう随分前になくなってしまったし(※)、
札幌ビズカフェも、この春とうとうなくなってしまったのだけれど…。
(※ 今は浜ちゃんがピオネイロというNPOを立ち上げて同様の事業を展開しています。いわゆる学生インターンの仲介ですね。鹿児島で言えば去年からコウジさんが始めているマチトビラが、他地域で言えば、例えば岐阜のG-netなどが同様でしょうか)
あの当時、子どもキャンプとか自然保護だとかNICEでのボランティアだとか、ビジネスの世界とはかなりかけ離れたソーシャル分野での活動ばかりしてきた自分にとって、おそらく初めて生のビジネスの現場を、それもソーシャルビジネスの実践という形で見せてくれた場所でした。
当時普通の?大学生だった自分にとって、初めて飛び込んだビジネスの世界、ソーシャルビジネスの世界はとても面白くて、自分の働き方を改めて考えるとても良い機会になったのですが…。
実は、あそこでのインターンを通しての一番の気付きって、
「ソーシャルビジネスって一言で言うけど、その中は実は全然一枚岩じゃないんだな」
というコトだったんですよね。
一口に「ソーシャルビジネス」といっても、そこには「ビジネスからソーシャルビジネスに入る人」と「ソーシャルからソーシャルビジネスに入る人」の、大きく分けて2パターンがあると思うんですよね。
で、ETICとかベンチャーNPO系で良く出会うのは、圧倒的に前者でした。
別にどちらが良い悪いって話ではなくて、どちらにもそのニーズがあったから、結果として同じ「ソーシャルビジネス」という方向に進んだんだと思うのです。
ビジネス寄りだった人は、例えば収益至上主義からの脱却を求めて。
ソーシャル寄りだった人は、例えば事業継続のための最低限の利益確保を求めて。
ただ、自分は経歴的に間違いなく後者(ソーシャルからビジネスに入ろうとしていた)の人種で、同じ「ソーシャルビジネス」って視点を持ってるはずなのに、それまでの活動で出会ってきた人たちとココ(ETIC周辺)で出会った人たちとの違いを、纏う雰囲気の明らかな差異を、ひしひしと感じていました。
それから就職して、前職の銀行で約5年働いて、「ビジネス寄りのソーシャルビジネス」を追求するなら、前職の仕事がまさにドンピシャだったりして(2011-08-21 銀行で働くということ)。
そのまま仕事を続けるコトが、きっと自分が、特に日本の一次産業に貢献するという面では一番の道だと思えてきて、すごくやりがいがあったのだけれど…。
結局、一時は何とかビジネスの世界に出ようともがいていた自分だったのに、巡り巡って、今度は「医療」という、まさにソーシャル然としたソーシャル分野に舞い戻ってくるのだな、とふと思った今日なのでした。
(参考:ソーシャルビジネス的な記事)
2010-06-14 世界を変えるデザイン展
2010-10-24 天文館で朝読書 TenDoku!(10/24日:チェンジメーカー)