(注:本エントリーはネタバレを含みます)
いやー素晴らしく良かったですウィキッド。
午前中に天神のジュンク堂でオズの魔法使いを買って( ← めっちゃ懐かしいね)、スタバで一気に読み返してから臨んだ初観劇でした。
もしオズの世界にウィキッドのようなB面があったのだとしたら、オズの読み方もだいぶ変わりますねー。
そしてそうするとドロシーは、背景を何も知らないただのおバカさんになってしまいますね。笑
まぁそれはそれで面白いかw
しかし私、たぶんミュージカルって初めてでした。
もちろん映画であれば、古くはサウンドオブミュージックとか、新しいのではハイスクール・ミュージカルとか観ているわけですが…。
生のミュージカルって、迫力が断然違います。
第一幕のラストで、エルファバが
「飛んでいくのよ、どこまでも」
「誰にも止められない。自由を取り戻すの」
と空に舞い上がりながら歌うシーン。
その後のどの感動的な場面よりも、ここでの役者さんの歌と演技に一番圧倒されました。
座って観ているだけのはずなのに、暗転した後のあの脱力感…。
完全に引き込まれてましたねー。
そんなわけで。
ミュージカルそのものが、全く新しく素晴らしい世界でした。
ウィキッドが福岡にいる今のうちに観れて良かったです。
あやかとかえみが、高校時代にそんな部活に夢中になってたってゆーのも今なら少しわかるなぁ。
そしてMdlyが「福岡に行ったら絶対観なさい!曇りなき眼で!!」と鼻息荒く言ってた意味も。笑
ちなみに、ウィキッドでは基本的にオズの魔法使いのストーリーのB面として登場人物も整理されていると思うのですが、どうしても分からなかったトコロもあります。
悪い西の魔女が、主人公(エルファバ)でしょう。
悪い東の魔女は、妹(ネッサローズ)が着せられた汚名でしょう。
そしてグリンダは、原書では良い南の魔女のはずだけど、東の地からドロシーを旅へ送りだした以上、南ではなく北の魔女になるんですよね。
すると、元々グリンダだったはずの良い南の魔女は、全くの複線なし(存在自体が不明)になるのかしら…。
あと、ストーリーをなまじ真剣に考えると、ドロドロした世界観も多分に含んでいます。
エルファバは、母親の不倫によるオズの実子だったのですね。
家族連れな方々は、終わった後に子どもからの質問にどう答えるのでしょう。笑
(てゆか劇場で会社の人の家族連れに遭遇した…)
ま、そんなコトは気にしなくても十二分に楽しめるミュージカルなのです!
福岡講演は8/28(日)まで!お見逃しなく!!