母がよく言っていた「抗生物質」って、やはり抗癌剤でした。
その抗癌剤とはゲムシタビン(商品名:ジェムザール)。ドクター間では『ジェムザール』と呼ばれています。
--------[ 医療系HPから引用 ]-------------------
ゲムシタビン
【商品名】 ジェムザール
【分類】 ゲムシタビンは、代謝拮抗剤に属する抗がん剤で、膵臓がんと肺がん(シスプラチンとの併用)の治療に使用されます。
【作用】 核酸の合成を妨げることによって、DNAとRNAの生成を阻止し、がん細胞の成長を止め、死に至らせます。
【一般的な副作用】 白血球、血小板数の減少・吐き気・嘔吐・倦怠感・肝機能の変化
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↑これを調べるのに、抗癌剤って一般に使用されているだけでも30種以上、全体で100種類以上もあることに驚きました。
その中には髪の毛が抜け落ちたり、極度に免疫が落ちたりする副作用のものもあるようです。母は白血球減少にともなう極度の貧血と吐き気に苦しんでいます。
特に貧血はひどく、急に立てなくなったりします。両太ももに力が入らなくなり、立っているだけでも辛くなるようです。輸血をするとある程度回復します。
ただ輸血は1回に1000mlぐらいするので、まだ初めのころは急に寒気に襲われたり、軽い感染症のような症状がしばしば起こりました。その場合、風邪薬みたいな錠剤を飲んでいたようです。
吐き気はいまだあるものの、以前に比べるとずいぶん安定しています。それもガスモチンという薬で抑えられているようです。食前に飲む薬ですが、母はよく飲み忘れます。これを飲み忘れ続けると、吐き気がひどくなり、食欲不振になります。そうすると衰弱していきます。
今は膵臓癌が胃を後ろから強く押しているため、痛みもあるようです。その痛みを抑えるのにデュロテップパッチという3センチ角ぐらいの貼付薬を太ももに貼っています。その貼付薬も吐き気を伴うようです。その吐き気をも抑えているのでしょう。
あるHPで以下の記述を見つけました。
--------[ 医療系HPから引用 ]-------------------
膵がんによく見られる症状の1つに、著しい体重減少がある。食べられなくなって、ガリガリにやせていき全身の衰弱状態を招く。古典的な抗がん剤しかない時代には、この現象を「悪液質(カヘキシー)」と呼んだ。
「ところが、ジェムザールにより、膵がんの患者さんも食事ができるようになり、体重が維持できるようになりました。ジェムザールには『悪液質進行抑制効果』と呼ぶべき効果があるのではないかと私は思っています」
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「私たちが行った臨床試験でも、転移性膵がんに対するジェムザールの効果は、生存期間で、従来の抗がん剤より確実に1~2カ月延長することがわかっており、...
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母はよく科学治療をした後に「食欲がなくなるというか、食べる気が起こらなくなるのよ・・・」と言っています。
古典的な抗癌剤は知りませんが、ジェムザールにも食欲不振になる要素は十分あるように思います。ただ従来の抗癌剤よりマシなのでしょう。現に統計的にも1~2ヶ月は生存期間が延びてるようですし....
けど、完治することはないのでしょう。所詮1~2ヶ月延命されるということだけですよね。それでもありがたいと言えば確かにそうですが・・・
ラジオで桑田佳祐さんの食道癌のことを知りました。今の私にはあまり驚くことではありませんでした。ただ、毎日自分の好きな楽しいことをしてる人でも癌になるのか!?ってことに驚きました。
ある本で、癌になる要素に6割性格が関係していると書いていました。桑田さんの場合性格的要素ではないように思います。やはり遺伝?確かお姉さんも癌で亡くしているようですし。けど、初期でよかったですね。今なら間に合います。
今なら・・・