サッカー道-1

今年はサンスターがスポンサーとなり「2009Jユースサンスタートニックカップ」と命名された、Jリーグユースチームの大会であるJリーグユース選手権大会。
J1、J2の34クラブ(カターレ富山、ファジアーノ岡山は不参加)を8グループに分け、各グループ内でホーム&アウェイ方式により行われた2回戦総当たりリーグ戦が11月23日で全日程が終了。

予選リーグ結果はここ

予選リーグを通過した16チームと、日本クラブユースサッカー連盟代表の4チームを加えた合計20チームが、12月6日から行われる決勝トーナメント に進出。

12月6日、NACK5スタジアム、西が丘サッカー場で1回戦4試合が行われベスト16が決定。
12月12日、2回戦2試合、13日に残りの2回戦6試合が行われ、ベスト8進出8チームが決定。
20日、長居第2陸上競技場、ベストアメニティスタジアムで準々決勝4試合が行われ準決勝のカードが決定。
23日、長居スタジアムで準決勝2試合が行われFC東京U18とサンフレッチェ広島ユースが決勝戦に進出。


1回戦の結果はここ

2回戦の結果はここ

準々決勝の結果はここ

準決勝の結果はここ


今日27日、長居スタジアムで2年ぶり2度目の優勝を目指すFC東京U18(以下東京)と、3年ぶり4度目の優勝を目指すサンフレッチェ広島ユース(以下広島)が決勝で激突。
両者は3年前の決勝でも対戦しており、その時は横竹、平繁、中野らを擁する広島が権田、吉本、森村、井澤を擁する東京を2-0で下し優勝しています。


東京は4バックに年森、山崎の両ボランチに、右に三田、左に梅内をオフェンシブに、2トップに重松、山口を配した4-2-2-2。
広島は3バックに中山、茶島の2ボランチ、左に宮本、右に早瀬をサイドの中盤に、砂川の1トップに水頭、大崎の2シャドウを配した3-4-2-1のシステムで臨みます。

今シーズンの大会では常に優勝候補筆頭に挙げられながらタイトル無しの東京が、この試合序盤からペースを握ります。
開始早々の1分、ゴール中央左30メートル程の距離で得たFKのチャンスにキッカーは重松。重松の放った無回転キックはゴールマウスを捕らえるも広島GK田村が何とか防ぎコーナーへ。
続く2分には、右サイドでボールを持った年森のクロスがファーサイドに流れ、フリーの重松がゴールに押し込むもオフサイドの判定でノーゴール。
19分にも山崎からのスルーパスに抜け出した山口が決定機を迎えるなど東京の攻撃が目立つ展開に。
東京優位で迎えた26分に先制点が生まれます。
東京は1分に獲得したFKとほぼ同位置でFKのチャンスを得ます。このFKのチャンスにキッカーの重松から放たれたキックは無回転のままGK田村の正面へ。田村はこのボールを弾くことが出来ずにボールはゴールに吸い込まれ東京が先制。
1点を追う展開となった広島は、36分に3バックの右を務める森保が2枚目のイエローカードで退場となり10人での戦いを強いられます。

1-0東京リードで迎えた後半開始から広島は砂川に代えて井波、早瀬に代えて元田を投入。宮本をDFラインに下げて、水頭の位置を一つ下げて後半に向かいます。
10人となった広島でしたが井波の投入により前線の中央にポイントが出来ると、攻撃の形が出来始め広島攻勢の時間が続きます。
50分、広島は左サイドで得たFKのチャンスで、茶島のFKを東京GK崔が弾くもこぼれ球を押し込めず。
52分には大崎が左サイドを抜け出しFKを獲得するも、茶島のキックはGKに弾かれCKへ。56分に早瀬に代えて浅田を投入した広島は、後半開始から投入された元田と共に効果的なサイド攻撃でチャンスを演出。
なおも攻勢の広島は67分、ペナルティ外左でボールを持った浅田が中山とのワンツーでペナルティエリアに進入し、ループ気味にシュートを放つものの僅かに枠を捉えられずゴールならず。
70、73、78分にもセットプレーからチャンスを作った広島でしたがフィニッシュの精度を欠き、同点に追いつくことが出来ません。
そんな中迎えた80分、東京はセンターサークル付近で年森がボール奪取するとそのまドリブルで広島陣内に侵入。年森はギャップに入り込んだ重松に縦パスを送るものの、パスがぶれて広島DFの足に当たりチャンスを逸したと思ったものの、このボールが年森の正面にこぼれると、このボールを保持した年森は右サイドでフリーになっていた三田にスルーパス。三田はこのボールをコントロールして落ち着いてゴール左隅に流し込み東京が待望の追加点。
最後まで試合を諦めない広島も幾度と無く東京ゴールを奪いに掛かるも最後まで得点は生まれず。
試合はこのまま2-0で東京が勝利を収め2年ぶり2度目の優勝を飾りました。


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これで今シーズンのクラブユースの大会は終了。
今シーズン常に優勝候補筆頭に挙げれらていたFC東京U18が最後の最後で念願タイトルを獲得しシーズンを締めくくりました。
今大会に参加した数名の選手は次のステージはJの舞台。その他の多くの3年生は大学で鍛えなおしJの舞台を引き続き目指していきます。
今後も彼らの挑戦を影ながら応援していきたいと思います。


大会詳細はJ's GOAL


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