昨日発売のサッカーダイジェストNO.1023号の特集は“日本をサッカーを支える「高校力」”というタイトル。

まもなく選手権予選が佳境を迎える時期になりましたが、高校の部活でサッカーをしていた選手にとっては「選手権出場」、「国立のピッチに立つこと」を大きな目標にしていたのではないでしょうか。
そういう私も高校サッカーに3年間全てを注ぎ込み、目標達成の為に「高校でサッカーが終わってもいい」と燃え尽きるまでやっていました。


『35年前、選手権は国立という夢の舞台を設けた。大観衆を呑み込んだスタジアムに立ち、茶の間の視線を引き寄せる。あまりに魅力的なモチベーション。指導者はそれが選手にとって最高の幸福だと信じ、そこに導こうと心血を注いだ。3年間の集大成として、確かに燃え尽きるまで戦う選手たちは、いくつもの筋書きのない傑作ドラマを刻んできた。だがそれを見て未来を危惧する声も出た。故・長沼健(元日本協会会長)は憂えた。
「そこは燃え尽きていい場所じゃない。彼らのサッカー人生は、これからじゃないか」
しかし遺志は少しずつ伝わっている。聖地国立は、終着点(エピローグ)から、出発点(プロローグ)の舞台へと変貌しつつある。』


上記は加部究氏の“終着点から出発点の舞台へ”というコラムから抜粋したもの。

私が現役時代の高校2年時にJリーグが開幕したものの、当時Jリーグに進みたいという思いなどこれっぽっちも湧いてこず、やはり最大の目標は選手権。
そして案の上私は見事に「燃え尽きて」しまったわけです。


日本サッカー界の発展に言葉で表せない尽力をつくしてきた故・長沼会長の言葉

「そこは燃え尽きていい場所じゃない。彼らのサッカー人生は、これからじゃないか」

という言葉が何故かすごく胸に響いてきました。


一度は燃え尽きたものの今も私のサッカー人生は続いています。
高校の部活でサッカーをしている選手だけでなく、サッカーに携わる全ての人が「燃え尽きる」ことなく生涯サッカーと向き合えることが出来たら素晴らしい事だなと思います。


サッカーは素晴らしい!


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