5日、JFAプリンスリーグU-18関東 2009の1部第10節、2部順位決定戦が行われました。

残り2節を残し、1位FC東京U18勝ち点21、2位三菱養和勝ち点20、3位横浜F・マリノスユース勝ち点19と、勝ち点2差で3チームがでひしめく混戦状態となっているJFAプリンスリーグU-18関東 2009。

ここまで首位のFC東京U18(以下FC東京)は勝ち点14で4位の浦和レッズユース(以下レッズ)と対戦。

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試合は14分、FC東京CBの角田が自陣深い位置から前線へロングフィード。
このボールに抜け出した重松がレッズDFと競り合いながらドリブルでペナルティエリア内右に進入し、狙い済ましたシュートはゴール左隅へ決まりFC東京が先制します。

先制して勢いに乗るかと思われたFC東京U18ですが、ここからレッズがゲームを支配します。
アンカーの池西を基点として、豊富な運動量と高い技術で中盤を牽引する岡田が絡み両サイドから再三FC東京DFを崩しに掛かります。
25分過ぎから左サイドを矢島がドリブル突破を図り幾度となくクロスを入れるものの、FC東京DFがなんとか凌ぎレッズのCKのチャンスへという場面が4、5本続きます。しかしながらレッズはこのCKのチャンスを生かすことができず。
素早いプレスと、運動量でボールを支配したレッズでしたが、ここで得点を挙げらなかったことが最後まで響きました。
FC東京もカウンターから縦パス1本でレッズゴールに迫るも追加点は挙げられず前半を1-0で折り返します。

1点のビハインドながらもレッズ優勢の前半の試合展開でしたが、後半は一気にFC東京に流れが傾きます。
56分、レッズ陣内左サイドで年森がボールを奪うとそのまま縦にドリブルで切り込みクロスボール。
このボールに山口が二アで合わせるもレッズDFがクリアしてCKに移ります。
このチャンスに重松の左CKを梅内が頭で合わせてFC東京がリードを2点に広げます。
59分には、左サイドでショートパスの繋ぎから、重松がスペースに出したボールに梅内が抜け出し中で待っていた山口にグラウンダーのクロス。このボールに合わせた山口のシュートはレッズDFに阻まれるもこぼれ球を拾った年森が見事なコントロールショットで3点目。

後がなくなったレッズは66分に左サイドでボールを持った磯辺が岡田にスルーパス。岡田はこのボールを冷静にゴールに流し込みレッズが1点を返し3-1とします。
レッズはこのゴールで息を吹き返すかと思われましたが、前半と比べ運動量が落ち、前線からのプレスが緩くなったことで逆にFC東京にゲームを支配されていきます。

FC東京は78分、途中出場の三田が縦パスに抜け出し、GKと1対1の場面を冷静に決めて4-1。
81分にはU18代表の阿部が左サイドをドリブルでゴールライン沿いまでぶっちぎりクロスを挙げ、5点目となった三田のゴールを演出。
89分にはこちらも途中出場の佐々木がダメ押しの6点目を挙げてFC東京が6-1で勝利。
この結果、FC東京は勝ち点を24に伸ばし首位をがっちりキープ。

2位の三菱養和は10位の前橋育英と対戦。
試合は23分に内堀、43分に加藤のゴールで三菱養和が前半を2-0のリードで折り返し、後半にも2点を追加した三菱養和が4-2で勝利。

3位の横浜F・マリノスユースは最下位の鹿島学園と対戦。
1-1で迎えた後半47分、鹿島学園の田中がゴールを挙げ2-1と鹿島学園がリードします。
負ければ優勝が厳しくなる横浜F・マリノスユースでしたが試合終盤に意地を見せました。
81分に桶川が同点ゴールを奪うと、89分には熊谷が勝ち越しゴールを挙げて3-2で横浜F・マリノスユースが逆転勝利。

この結果、上位3チームがそれぞれ勝ち点3を上積み。

優勝は3チームに絞られ、最終節でFC東京U18と横浜F・マリノスユースが直接対決。
三菱養和は高円宮杯出場を目指す桐光学園と対戦します。

また7位までが出場可能な高円宮杯の出場権争い、9位以下の2部降格争いも激化。

最終節まで目の離せない戦いが続きます。


1部第10節の試合結果は以下の通り。
(1部第9節までの結果はここ で)


1部第10節

FC東京U18 6-1 浦和レッズユース

三菱養和 4-2 前橋育英

横浜F・マリノスユース 3-2 鹿島学園

東京ヴェルディユース 4-0 矢板中央

ジェフ市原・千葉U18 0-0 桐光学園

鹿島アントラーズユース 2-3 流通経済大柏


第10節までの順位
(同勝ち点の場合は得失点差、総得点差による)

1位 FC東京U18 勝ち点24(高円宮杯出場決定)

2位 三菱養和 勝ち点23(高円宮杯出場決定)

3位 横浜F・マリノスユース 勝ち点22(高円宮杯出場決定)

4位 流通経済大柏 勝ち点16

5位 東京ヴェルディユース 勝ち点15

6位 桐光学園 勝ち点15

7位 浦和レッズユース 勝ち点14

8位 ジェフ市原・千葉U18 勝ち点13

9位 鹿島アントラーズユース 勝ち点10

10位 前橋育英 勝ち点10

11位 矢板中央 勝ち点8(来期プリンスリーグ関東2部降格決定)

12位 鹿島学園 勝ち点1(来期プリンスリーグ関東2部降格決定)
 

2部では1部昇格、2部残留を懸けた順位決定戦が行われました。

(順位決定戦の結果、上位4位までの4チームが来シーズンの1部昇格、5~8位の4チームが2部残留、9~12位までの4チームが都県リーグ降格となります。)

リーグ戦結果はここ で。


優勝決定戦

7月12日 八千代-湘南ベルマーレユース


3~6位決定戦

①7月5日 日本航空 1-5 市立船橋(勝者が3位)

この結果、市立船橋は来期プリンスリーグ関東1部昇格が決定。

②7月5日 武南 2-1 佐野日大(敗者が6位)

この結果、佐野日大は来期プリンスリーグ関東2部残留が確定。

4位決定戦

③7月12日 日本航空-武南(勝者が4位、敗者が5位)


7~10位決定戦

④7月5日 桐蔭学園 3-1 浦和東(勝者が7位)

この結果、桐蔭学園は来期プリンスリーグ関東2部残留が確定。


⑤7月5日 國學院久我山 5-1 鹿島高(敗者が10位)

この結果、鹿島高は来期県リーグへの降格決定。


8位決定戦

⑥7月12日 浦和東(④の敗者)-國學院久我山(勝者が8位、敗者が9位)


11位決定戦

7月12日 桐生第一-相洋


1部第11節、2部順位決定戦は7月12日に行われます。


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