存在給ドマイナスの私が結婚するまでの話 ・2 | ダメなままでも愛され妻♡のんたんの幸せ駄犬ライフ

ダメなままでも愛され妻♡のんたんの幸せ駄犬ライフ

女性として自信が持てずに迷走を続けた日々から一転
心のあり方を変えたことで今では幸せな結婚生活を送っています
そんな私自身の実体験を綴ることで少しでも誰かのココロが癒されますように・・・

こんにちはヽ(=´▽`=)ノ
心屋塾マスターコース48期生のんです照れ





前回の続きですハート





私をザワザワさせる20歳の若き天才
仮名をKとしよう





私も本名を出すのは流石にはばかられるので
仮名をHとしておく





Kは私の持っていない
色んなものを持っていた





まずは財力
一人暮らしすると言ったら
家族が3LDKのマンションをポーンと
現金一括で買ってくれたんだって真顔





次に容姿
歌舞伎町歩いてたら1日で2回も
ホストにスカウトされたんだって滝汗





さらに頭能
大学中退の理由は
周りがバカばっかり
だったからだってゲロー





ははは
ムリムリムリムリ笑い泣き





あなたの先生とかムリ
見下される予感しかしない!!




他当たってください!!!笑い泣き笑い泣き笑い泣き





内心ビクビクしながら迎えたKは





しかし
予想に反してメチャクチャ
人懐っこかった





朝来ると特別室にはいつも
誰よりも早く来ていて
私が来るとすかさず話しかけてくる





課題のここが難しかった
最近はこの技術が面白い
コレってどう思う?などなど





研修中も賑やかだった
上手くいけばガッツポーズで喜び
間違いを指摘すると地団駄を踏んで悔しがった
子供みたいだ





こんなに活き活きした様子で
研修に取り組む人は
同僚にも他の生徒にもいなかった





Kさんはもっとクールな
一匹狼タイプだと思ってた
そう感想を言うと
学生時代そう演じてた名残だと答えた
その方が都合が良かったんだそうだ





でも演じるのはやめたんだと
どことなく誇らしげに彼は言った
純粋に好きなことだけをしたい
だから大学辞めてでもやろうと決めた





懐かしい気持ちになった





私も最初は勉強が楽しかったなぁ
いつから
認められるための苦行に
なってしまったんだろう





以前ある方法論に心底感動して
同僚に語ったときに
ドン引きされたのを思い出す

彼らの生暖かい苦笑は私に
落ちこぼれで周りから変人扱いされていた
学生時代を思い出させた

分かってる
どれだけ仕事や勉強を頑張ったって
女としての魅力からは遠ざかる一方なのだ
でもどうしたら良い?





それに引き換え
Kは周りから生暖かい目どころか
他の生徒の羨望や憧れ
講師たちの信頼と好感を受けている





彼は本物だ
順風満帆
きっとこの先も
当たり前のようにお金に恵まれ
人が集まり
才能を伸ばしていくのだろう





と 違 っ て真顔





ふとKが言った





Hさんは俺のライバルですね





何言ってるんだろう
Kさんの方が
資格を取るスピードも履修スピードも
段違いだったのに





そう伝えるとKは
Hさんこそ何言ってるんですか
と笑った





俺は一日中勉強しかしてないんですよ
Hさんは
仕事してて
一人で全部抱えて
メッチャ大変そうじゃないですか
その中で勉強もしてるわけで





それで勝ったことにはならないでしょ
俺の当面の目標はHさんを超えることです
絶対負けないですからね





いや
やっぱり格が全然違うよ
私は思ってしまう





私は自分のことでいっぱいいっぱいだ
周りを見る余裕もない
一人で抱えてる?
大変そう?
生徒さんに見抜かれてしまうなんて






ダメだなぁ私





20年以上拗ね続けた私の心は
彼の眩しさを目の当たりにして
ここからさらに
こじれていくことになるのだ