皆さんこんにちは~太陽
英語圏担当の森嶋ですグラサン


さて、以前の自己紹介でお話いたしましたが、

私は高校のときにオーストラリア、

大学のときにイギリスに留学をしておりました。

 

イギリスと言えば、

クイーンズイングリッシュと呼ばれるイギリス英語が有名ですよね!
オーストラリアも昔はイギリスの植民地であったため、

話される英語にもイギリス英語の影響が残っております。

例えばaをアイと発音したり、Centerの綴りがCentreになったりしますが、

これはイギリス英語からの影響によるものです。

 

私はもともとイギリス英語が苦手で全然聞き取れなかったあせるのですが、

イギリスの音楽が好きになったことをきっかけに興味を持ち、

イギリス留学を経てすっかりハマってしまいましたラブ


今回は、そんな素敵なイギリス英語について語ってみたいと思いますメガネ逆光
イギリス愛イギリスゆえにかなりの長文となってしまっておりますが(笑)、

少しでもイギリス英語がどんなものか伝われば嬉しいです照れ

 


さて、イギリス英語は全般まとめてBritish Englishと言うわけですが、

地方によって本当に様々な種類があります。
今回は最も基本になるRP(Recieved Pronunciation)

またロンドンの訛りで有名なコックニー英語

そして最近とくにロンドンの若者に使われる河口域英語(Estuary English)を取り上げます。

まず、イギリス英語で一番分かりやすい例は勿論!ハリー・ポッター!の英語ですね^^
私たち日本人が最も身近に触れるアメリカ英語は、

単語単語を繋げて流れるように話しますが、

イギリス英語は母音を伸ばしたりtを強調して発音したりと、

強弱があってリズムカルに聴こえるような感じです。
その標準的なイギリス英語がRPと呼ばれ、

日本で言うNHKでアナウンサーが話すお手本中のお手本といった英語になります。
尚、オックスフォード、ケンブリッジではオックスブリッジ英語と言って

RPと同じような英語を話されることが多いため、

この2つの大学に行かれた人はほとんどがRP(のような)発音になるそうです。

では、具体的にいくつかイギリス英語(RP)の例を挙げてみます。
・アメリカ英語ではェアと発音するaをアーと発音する
例:can't (米)キェアント/(英)カーント
・語尾と子音前のrを巻かない
例:car park (米)カルァパルァク/(英)カーパーク
・tははっきり!発音
例:letter (米)レラー/(英)レタア

また、最近の若い人はtを落として発音しないことも多いです。

例:letter→レッア、important→インポーッウン

 

このtを落とすのはコックニー訛りとして有名です。
コックニー訛りはいわゆる江戸っ子言葉のようなもので、

ロンドンの下町の労働者階級の人々が話すとされる訛りです。

発音の違いの他にも、韻を踏んだ独特のスラングを使ったりします。
具体的には、

・aがエイでなくアイになる

例:take→タイク、today→トゥダーイ

・hが消える

例:Harry(ハリー)をアリーと発音

・thをfにしたりvにしたりする

例:withをwif(ウィフ)と発音、fatherをfaver(ファーヴァー)と発音

・独特の語彙
例:apples and pears→stairs

Adam and Eve→believe

bees and honey→money

trouble and strife→wife

Tom Hanks→Thanks

また、先ほどの若い人がよく話す英語は河口域英語(Estuary English)とも言われ、

元来テムズ川沿いの人々が話す英語を指しますが、

RPをくずしてコックニー訛りを少し混ぜ混んだようなものです。
コックニーのように独特の韻を踏むことはしないけど、

前述の通りtを落としたりwithをwifと言ったりはするという感じです
ちなみに、Estuary Englishは一部のコックニー訛りだけを取り入れているため

Mockneyと言われることもあるようです。
Mockneyはつまり、mock Cockney(コックニーを真似る)ということですね。

RPは現在のイギリスではほとんど話されておらず、

近年はBBCやロイヤルファミリーですら話さない人もいるそうですが、
その代わりに一般的になりうるものがEstuary Englishと言われています。
鉄の女といわれたサッチャー元首相は、

政界で地位を築くためにかつて労働者階級訛りだった自身の英語をRPに矯正しました。

しかし、昨年退任したキャメロン元首相は庶民的な雰囲気を出すため

わざとこのアクセントで話したりもしたそうです。


RPの使い手で有名なのは俳優のヒュー・グラントで、
ラブアクチュアリーという映画がとても有名なので観てみてください。
また、Estuary Englishではジュード・ロウなどが有名です。
ちなみに、わたしが好きなイギリス英語スピーカーは歌手のリリー・アレンです。

彼女もEstuary English(Mockney)を話しています。
音楽アーティストでは、

今年アルバムがでて日本のテレビにも出演していたエド・シーランもイギリス人ですねギター
今大人気のSINGに出てくるジョニー(ゴリラのキャラクター)もイギリス英語ですねビックリ

ちなみに、明日4/8日本公開になるトレインスポッティング2という映画は、

スコットランドが舞台なのでスコティッシュ英語が味わえますスコットランドキラキラ

スコティッシュ英語はかなり癖のあるアクセントで、

イギリス人でも慣れるまで聞き取れないというほど難しいのですが(笑)、

これから映画を観に行かれる方は、

ぜひ字幕で英語の発音をちょっと気にしながら観てみてくださいキョロキョロ

 

 

ということでビックリマークビックリマーク

今回はイギリス英語についてご紹介いたしましたが、

いかがでしたでしょうか??

文字で読んでるだけではなかなか分かりにくいと思いますので、

YouTubeでBritish English、British AccentやAmerican English VS British Englishなど

実際に色々調べて見てみてくださいひらめき

 

それでは、皆さん良い週末をお過ごしくださいませ~ラブキラキラ