米大使館員とされる男をスパイ容疑で拘束 | ヒゲのやまさんのブログ

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私見です。

歴史の表に現れない事件や政変など、国の中枢部から変革が
起こる場合に時として他国の情報室の暗躍があったと言う話は
よく聞きます。

古くは東ドイツ国家保安省シュタージ戦後K5からStasiと
呼ばれ、特に西側への亡命者への圧力機関としては、鬼の様に
恐れられていました。

国から亡命者とその家族は、その場で射殺出来る殺しのライセ
ンスを持っていたと言われます。(今は解体されています。)

イスラエル諜報特務庁モサドは各国のパスポートを偽造し
世界中に2000人程活動して世界中の情報を地元のユダヤ人の
協力を得て収集しています。

元々、イスラエル建国時の特務機関が出発点の為、イスラエルに
必要な情報を合法非合法を問わず収集して「PROMIS」と呼ばれる
世界有数の電子データベース化しています。

必要に応じて他国の情報機関にも有料で情報提供を行なって
います。
(このあたりがほかの国の情報部門と違うところです。)

イギリス秘密情報部SIS、MI6 女王陛下のスパイと言われ
イアン・フレミングの小説で有名になった007のモデルです。

イアン・フレミング自身も1939年からMI6 (SIS) に勤務、
1939年に英国は第二次世界大戦に参戦し実際に安全保障調整局
(BSC) のスパイとして活動します。

現ロシアのプーチン大統領の出身で有名なソ連国家保安委員会
(KGB)も冷戦時代から、西側諸国の情報収集をしていました。

国内向けには「東ドイツ国家保安省シュタージ」同様、国民
には危険な存在だった様です。

日本には内閣官房内閣情報調査室があります。

情報収集が主な仕事で北朝鮮情報、韓国、中国、台湾、香港等の
情報収集をしていますが、なにせ人数が少ないのと、各省からの
寄せ集め集団、(自衛隊、外務省、総務省、消防庁、海上保安庁、
財務省、経済産業省、警察庁)等、ですので、効率よく機能して
いるとは思えません。

「内閣衛星情報センター」今政府が一番力をいれ世界中の情報を
人工衛星(日本が上げたスパイ衛星も含む)を通して収集する
部署でスパイというよりは、日本国の安全の確保、大規模災害へ
の対応へ主眼が置かれています。


さて今回のCIA(アメリカ中央情報局)の大失態ですが、完全な
平和ボケですね。

大国間同士で工作員を寝返えらせたとしても、昔と違い一人の
人間が入手出来る情報には限りがあり、情報センターは、イスラ
エルの「PROMIS」の様に一人の人間には手に負えない情報システム
になっています。

この失態は本当にCIAの人間かが、微妙なところです。
(CIAは、事前調査でオサマ・ビンラディンの暗殺に成功しています)


ヒゲでした。