立正大学熊谷キャンパス
前日は、地域SNS全国フォーラム
&オレンジリボンコンサート
今日は、昨年、一昨年と参加している
公開講座のため訪れた。
あいにく昨日は、立正の森の中を
ゆっくり見ることはなく雲の厚さと寒さと
森の彩りを撮るには寂しかった。
森の中のもみじが緑の葉色から紅い色まで
変化する様が見られる時で
紅く燃えるまで、寒さと太陽が
もみじをぎゅっと抱きしめるのを待つ。
そっと優しく包むくらいがいいけれど
激しい情熱が紅葉にはスパイスになる。
紅葉狩りに続く道は
メタセコイアが黄金色
逆光のシルエットと
見上げてのぞく、葉の面差し
ゆらゆらと風に揺れ美しかった。
ブルーの空に浮かぶ雲が穏やかに流れていく。
アカデミックキューブ101教室は
たくさんの方が公開講座に集まった。
立正大学OB 登山家の竹内洋岳氏
日本人初 8,000m峰全14座制覇記念
立正大学は開校140周年とか。
挑戦し続ける想い~14座の軌跡を語る~
10分間の竹内氏の14座の軌跡
中島ケンロウさんの写真たちと共に
これまで歩んだ道を開いてゆく。
映像が終わると、竹内氏は
教室の後ろから登場。
スレンダーな登山家はカッコイイ!
「登山家という生き物を初めてご覧になった方も
いらっしゃるでしょう。絶滅寸前の登山家・・・・・・」と。
竹内氏は、語りから面白い。
最初の10分の映像で
14峰目のダウラギリでの登頂前後の
苦しさが伝わっていた。
2007年のガッシャブルⅡ峰にて
雪崩に巻き込まれ重症を負う。
登山活動を危ぶまれるほどの事故を語る。
人間が雪の中に埋まって生きていられる時間
8分から15分の話し、救助されるまでの話し
自分の命はたくさんの人と山にいただいたから
山にかえすとのだと言った。
次の登山はどこに行こうと考えることが楽しいと。
日本人初14峰であるが世界ではすで達成されていること。
ここからが登山のはじまりなのだと
聴かせてくれた。
講話のまま書こうと思ったが
もし、機会があるなら聴いてみて欲しい。
41才の竹内洋岳氏のシンプルな登山への想い。
講話終了後、学生たちの質問に
答えるた話し、親近感とシンプルな人柄がにじみ出ていた。
カッコイイ登山家は、かっこつけず。
そのままの自分を伝えていた。
Q&Aも書くのはやめよう。
時間の流れが8,000m峰の
冴える雪のクレバスを吹く風が
爽やかに感じた。
竹内洋岳氏の最後の一言は
「14峰覚えてみてください。」
・・・・・エベレスト、K2までは解かるけど・・・・・
立正大学熊谷キャンパスにて。
会場に入る前に月は南の空に見えていた。
深い秋は、暗くなって思い出される
もみじの紅の際立ちを想う
グラデーションの1本のもみじ木
憶えを載せる。
今夜の夜空は雲が増えつつ。
時々のぞく月は美しく優しい。